
車の中でスマホの画面やアプリを使う方法は「どこまで手を入れるか」で考える
車の中でスマートフォンのナビや音楽、対応するアプリを使いたい場合、方法は一つではありません。
現在の純正ディスプレイを生かして後付け端末を接続する方法もあれば、カーナビやディスプレイオーディオそのものを交換する方法、スマートフォンをホルダーに固定してそのまま使う方法もあります。
選ぶ際に重要なのは、単純に機能の多さだけで判断するのではなく、「今の車にどこまで手を入れるか」を決めることです。
この記事では、次の5つの方法を同じ基準で比較します。
- OTTOCAST(オットキャスト):対応する純正ディスプレイを生かして後付け端末を接続する方法
- carrozzeria(カロッツェリア):カーナビやディスプレイオーディオを導入する方法
- KENWOOD(ケンウッド):カーナビやディスプレイオーディオを導入する方法
- ALPINE(アルパイン):カーナビやディスプレイオーディオを導入する方法
- スマホホルダー:車載機器を大きく変更せずスマートフォン自体を利用する方法
比較するポイントは、「導入の規模」「取付けの手間」「使える機能の範囲」「車両側の対応条件」「サポートと保証の確認先」の5点です。
なお、どの方法を選ぶ場合でも安全面への配慮が必要です。道路交通法では、自動車が停止しているときを除き、運転者がスマートフォンや車内の画像表示装置に表示された画像を注視する行為などが禁止されています。スマートフォンだけでなく、カーナビなどの画面についても走行中の注視は避けなければなりません。
ナビなどを利用するときは走行前に目的地を設定し、変更や細かな操作が必要になった場合は安全な場所に停車してから行うことが基本です。動画などの映像コンテンツを運転者が楽しむ場合も停車中に限るようにしてください。
また、後付け機器やカーナビ、ディスプレイオーディオは、車種、年式、グレード、純正システムなどによって対応可否が異なります。購入前には必ず対応車種情報を確認してください。各社の製品ラインナップや対応状況は変更されることがあるため、最終的には公式サイトの最新情報を確認することが大切です。
OTTOCAST(オットキャスト)|今ある対応ディスプレイを生かして機能を追加

運営はOTTOCAST
OTTOCAST(オットキャスト)は、車内のディスプレイと接続して利用する後付け端末などを展開するブランドです。
この記事で比較するほかのカーAVメーカーとは導入方法が異なり、車載ディスプレイ本体を交換するのではなく、対応する既存のシステムを生かして機能を追加するという考え方が中心になります。
そのため、「現在の車内画面はそのまま使いたいが、スマートフォン関連の機能や車内エンターテインメントの選択肢を広げたい」という場合に検討しやすい方式です。
導入の規模|対応する車なら後付けしやすい
OTTOCASTのAI Box系端末は、対応する車両のUSBポートなどへ接続して利用するタイプです。
カーナビやディスプレイオーディオそのものを取り外して交換する方式とは異なるため、車内設備を大きく変更せずに導入できる点が特徴です。
ただし、「どの車でも差すだけで使える」という意味ではありません。製品によって前提となるCarPlayなどの対応状況が異なります。
現在の純正画面を残すことを優先するなら検討しやすい一方、純正システム自体が利用条件を満たしていない場合は別の方法を考える必要があります。
取付けの手間|本体交換を伴わない方式
対応車であれば、車載機器本体を取り外すような作業をせずに接続できる製品があります。
カーナビ本体の交換では、内装パネルの取り外し、配線、取付けキットの確認などが必要になることがありますが、OTTOCASTの後付け端末はそれとは導入方法が異なります。
ただし、接続方法や初期設定は製品によって異なります。電源や接続が安定しない場合なども含め、自分での設定に不安がある場合は販売店やサポート窓口へ相談するとよいでしょう。
使える機能の範囲|ナビ・音楽・動画などを端末側から利用できる製品がある
OTTOCASTには、対応する車載ディスプレイ上でナビ、音楽、動画などのアプリを利用できるAI Box系の製品があります。
スマートフォンの画面をそのまま映すことだけを目的とした機器とは考え方が異なり、端末側で対応アプリを利用できる製品があることがポイントです。
ただし、利用可能なアプリ、通信方法、スマートフォンとの接続方法などは製品ごとに異なります。すべてのスマートフォンアプリが利用できると考えず、目的のアプリと利用方法が対応しているかを事前に確認してください。
動画などの映像は、運転者については停車中に楽しむことが前提です。
車両側の対応条件|純正CarPlayなどの状況確認が重要
OTTOCASTを検討するときに特に確認したいのが、現在の車のCarPlayなどへの対応状況です。
AI Box系の製品では、有線CarPlay対応が利用条件となるものがあります。一方、OTTOCASTではCarPlayを搭載していない車向けに画面を後付けするタイプの製品も案内されています。
同じ車名でも年式やグレード、純正ナビ・ディスプレイの仕様によって条件が変わる場合があります。購入前に車種別の対応情報を確認し、自分の車のシステムが対象となっているかを確かめることが重要です。
最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
サポートと保証|購入先も含めて確認する
OTTOCASTでは、公式オンラインストアに問い合わせ窓口や保証に関する案内が用意されています。
後付け端末では「車に対応するか」「接続しても正常に認識されない場合はどうするか」といった点が重要になるため、購入前に対応車種情報を確認するとともに、購入後の問い合わせ先や保証条件も確認しておくと安心です。
購入経路によって問い合わせ先や条件が異なる可能性もあるため、どこで購入するのかを含めて確認しておきましょう。
OTTOCASTが選択肢になりやすいケース
現在の対応ディスプレイを残したまま、後付け端末によって車内で利用できるアプリの選択肢を広げたい場合に検討しやすい方法です。
一方、車載ディスプレイそのものを新しくしたい場合は、カーナビやディスプレイオーディオへの交換という別の方法があります。
carrozzeria(カロッツェリア)|車載機器そのものをスマホ連携対応にする

運営はパイオニア株式会社
carrozzeria(カロッツェリア)は、パイオニア株式会社が展開するカーAVブランドです。
カーナビだけでなく、スマートフォンとの連携を重視したディスプレイオーディオも展開しています。
OTTOCASTのように現在の純正ディスプレイへ端末を追加する方法とは異なり、車載機器本体を交換して環境を整えることが基本的な考え方になります。
導入の規模|ディスプレイオーディオやカーナビ本体を導入
carrozzeriaを選ぶ場合は、既存のオーディオやナビを取り外し、対応するディスプレイオーディオやカーナビを取り付ける方法が中心です。
そのため、USB端子へ後付け端末を接続する方式より導入規模は大きくなります。
その一方で、スマートフォン連携だけを後付けするのではなく、車載機器全体を見直したい場合には検討しやすい方法です。
最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
取付けの手間|車種に合わせた取付け確認が必要
本体交換では、車両側の取付けスペースや配線、必要な取付け部品などを確認する必要があります。
車種によって条件が異なるため、自分で取付けできるかどうかだけで判断せず、車種別の取付け情報を確認することが重要です。
特に純正ナビや純正ディスプレイが装着されている車では、交換によって純正機能へ影響する可能性も考慮する必要があります。
取付けや配線に不安がある場合は、販売店やカー用品店などの取付店へ相談するとよいでしょう。
使える機能の範囲|Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する製品を展開
carrozzeriaのディスプレイオーディオには、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応する製品があります。
対応するスマートフォンを連携させることで、ナビ、電話、メッセージ、音楽など、車内利用を想定した対応機能をディスプレイから利用できます。
また、製品によってスマートフォンとの連携方法や外部機器との接続機能などが異なります。
ここで注意したいのは、Apple CarPlayやAndroid Autoがスマートフォンに入っているすべてのアプリを自由に車載画面へ表示する仕組みではないことです。利用したい機能やアプリがある場合は、そのアプリと選択する製品の対応状況を確認してください。
車両側の対応条件|取付可能車種と必要部品を確認
車載機器そのものを交換するため、車種との物理的な適合や必要部品の確認が重要です。
carrozzeriaでは車種別の取付情報が用意されているため、車名や年式などをもとに確認できます。
同じ車種でも年式や純正装備によって取付条件が異なることがあります。購入する製品だけでなく、車両側の条件まで含めて確認してください。
サポートと保証|メーカーと購入・取付店を確認
車載機器本体を交換する場合、製品そのものの問い合わせだけでなく、取付状態について確認が必要になるケースもあります。
製品機能や対応情報についてはメーカーのサポート情報を確認し、取付作業に関する問題については購入店・取付店へ相談するなど、内容に応じて確認先を分けるとスムーズです。
保証についても購入時に対象製品の条件を確認してください。
carrozzeriaが選択肢になりやすいケース
現在の純正画面へ機能だけを追加するのではなく、車載オーディオやナビそのものをスマートフォン連携に対応した環境へ変更したい場合に検討しやすい方式です。
後付け端末より交換範囲が広くなるため、導入前に車種適合と取付方法を確認することが重要です。
KENWOOD(ケンウッド)|ナビとディスプレイオーディオから選べる

出典:KENWOOD公式サイト
運営は株式会社JVCケンウッド
KENWOOD(ケンウッド)は、株式会社JVCケンウッドが展開するブランドです。
カー用品ではカーナビのほか、ディスプレイオーディオやカーオーディオなどを展開しています。
スマートフォンとの連携を取り入れながら車載機器そのものを変更したい場合の選択肢になります。
導入の規模|本体交換を前提に考える
KENWOODのカーナビやディスプレイオーディオを導入する場合、基本的には既存の車載機器からの交換を伴います。
現在の画面へ外付け端末を追加する方法とは違い、車載システムの中心となる機器を入れ替える考え方です。
「スマートフォンを車で使いやすくしたい」という目的に加えて、「車載機器自体も見直したい」という場合に比較対象となります。
最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
取付けの手間|配線や車種適合の確認が必要
ディスプレイオーディオやカーナビの交換では、車両への固定、電源や各種配線などを確認する必要があります。
車の電装品に詳しい場合を除けば、購入店や取付店へ依頼する方法も検討するとよいでしょう。
特に既存の純正システムと連動する機能がある車では、単純に本体だけを交換すればよいとは限りません。購入前に車種別適合情報や必要部品を確認してください。
使える機能の範囲|スマートフォン連携対応のディスプレイオーディオを展開
KENWOODではApple CarPlayやAndroid Autoに対応するディスプレイオーディオが展開されています。
対応製品ではスマートフォンと連携し、ナビや音楽などの対応機能を車載画面から利用できます。また、製品によってはスマートフォンとのミラーリングなど、別の接続方法に対応するものもあります。
ただし、接続方法や対応機能は製品によって異なります。「スマートフォンの画面を使いたい」のか、「Apple CarPlayやAndroid Autoの対応アプリを使いたい」のかを整理してから製品を確認すると選びやすくなります。
車両側の対応条件|機器と車の両方を確認
本体交換型の製品では、スマートフォン側の対応だけでなく、車両へ取り付けられるかどうかも確認しなければなりません。
車種、年式、純正システムの違いなどによって必要な取付条件が変わる可能性があります。
また、スマートフォンとの連携についてもOSや機種によって条件が設定されている場合があるため、車とスマートフォンの両面から確認してください。
サポートと保証|カー用品向けの窓口を確認できる
KENWOODではカー用品のサポート情報が用意されており、製品相談、修理、取扱説明書などを確認できます。
購入後にスマートフォンとの接続や製品設定で困った場合は、メーカーのサポート情報が確認先になります。
一方、取付け状態や車両側の配線に関する問題では取付店への確認が必要になることもあります。購入時には製品保証と取付作業に関する対応先を分けて確認しておくとよいでしょう。
KENWOODが選択肢になりやすいケース
スマートフォン連携だけを追加するのではなく、カーナビやディスプレイオーディオを含めて車載環境を変更したい場合に比較しやすい選択肢です。
目的の機能がApple CarPlay・Android Autoなのか、別のスマートフォン連携機能なのかを整理し、対応製品と車種適合を確認して選ぶことが大切です。
ALPINE(アルパイン)|車種との組み合わせを確認しながら本体を導入

出典:ALPINE公式サイト
運営はアルプスアルパイン株式会社
ALPINE(アルパイン)は、アルプスアルパイン株式会社が展開するカー用品ブランドです。
カーナビやディスプレイオーディオなどを扱っており、車種に合わせた製品・取付け方法を検討できることが特徴です。
スマートフォン連携に対応するディスプレイオーディオも展開されています。
導入の規模|車載ディスプレイを含めて変更する
ALPINEを選択する場合も、基本的には既存の車載機器からカーナビやディスプレイオーディオへ交換する方法になります。
後付け端末をUSB接続する方式より車への変更範囲は大きくなりますが、車載画面そのものを含めて環境を整えたい場合に検討できます。
車種に合わせた製品も展開されているため、まず自分の車に対応する選択肢を確認すると分かりやすいでしょう。
最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
取付けの手間|車種別の適合確認を重視
ALPINEでは車種別の製品適合情報が提供されています。
本体交換では車両への固定だけでなく、配線や純正装備との関係も確認する必要があるため、車名だけで判断しないことが重要です。
年式や仕様まで確認したうえで製品を選びましょう。
取付けや配線に不安がある場合は、販売店や取付店へ相談するとよいでしょう。特に純正機能を残したい場合は、購入前に希望を伝えて確認することが大切です。
使える機能の範囲|Apple CarPlay・Android Auto対応製品がある
ALPINEではApple CarPlayやAndroid Autoに対応するディスプレイオーディオが展開されています。
対応スマートフォンと接続することで、ナビや音楽など、Apple CarPlay・Android Autoが対応する機能を車載画面で利用できます。
製品によって接続方法や外部入力などの対応内容が異なるため、「スマートフォンのどの機能を車で使いたいのか」を決めてから確認することが重要です。
動画についても、運転者が走行中に映像を注視することはできません。映像コンテンツは停車中に楽しむことを前提に考えてください。
車両側の対応条件|年式まで含めた確認が必要
本体交換型では、車種別適合情報の確認が欠かせません。
同じ名称の車でもモデルチェンジによって内装や純正システムが変わるため、車名だけで適合を判断することは避けましょう。
公式の車種別適合情報ではメーカー、車名、年式などから確認できるため、購入前に自分の車の条件と照らし合わせることが重要です。
サポートと保証|適合・接続・修理の確認先を整理
ALPINEでは、よくある質問、製品機能や接続に関する問い合わせ、修理、取扱説明書、車種別適合情報などのサポート情報が提供されています。
スマートフォンとの接続について確認したい場合と、車両への取付けについて確認したい場合では問い合わせ内容が異なります。
購入前に車種適合を確認し、購入後の保証についても対象製品の保証規定を確認しておきましょう。
ALPINEが選択肢になりやすいケース
スマートフォンとの連携に加え、車種との組み合わせを確認しながらカーナビやディスプレイオーディオそのものを導入したい場合に検討できます。
後付け端末と比べて車両への変更範囲が広いため、取付けまで含めた計画を立てて選ぶことがポイントです。
スマホホルダーで使う|車載機器を交換せずスマートフォンを活用
運営は特定のメーカーに限らない一般的な方法
スマホホルダーを利用する方法は、特定ブランドの車載システムを導入するものではありません。
スマートフォンを車内の適切な位置へ固定し、スマートフォン自体の画面や音声案内を利用する方法です。
車載ディスプレイへスマートフォンの機能を移す方法とは異なりますが、「機器を大きく変更しない」という観点では比較対象になります。
導入の規模|車載機器本体の交換は不要
この方法では、基本的に現在のカーナビやオーディオを交換する必要がありません。
スマートフォンを固定できるホルダーなどを用意し、必要に応じて車のBluetoothやUSBなど既存の接続方法を利用します。
車載機器そのものへ手を入れたくない場合や、まずスマートフォンをナビとして利用できればよい場合に考えやすい方法です。
価格については製品によって異なります。最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
取付けの手間|比較的シンプルだが設置位置に注意
ホルダーの固定方法には複数のタイプがあり、車内の形状によって取り付けやすい位置が異なります。
大がかりな配線作業を伴わない製品も多い一方、運転の妨げになる位置へ取り付けないことが重要です。
視界を遮ったり、車両の操作を妨げたりしない位置を選び、製品の取扱説明書や車両側の注意事項を確認してください。
使える機能の範囲|スマートフォン自体の機能を利用
スマホホルダー方式では、基本的にスマートフォンそのものを使用します。
ナビアプリ、音楽アプリなど、普段利用しているスマートフォンの機能を使える点は分かりやすい特徴です。
ただし、車載ディスプレイへ最適化された操作環境になるわけではありません。また、走行中にスマートフォンを手に取って操作したり、画面を注視したりしてはいけません。
ナビは出発前に設定し、操作が必要になった場合は安全な場所へ停車してから行ってください。
車両側の対応条件|固定場所と接続環境を確認
カーナビ本体を交換する方式と比べると車種適合の制約は少なくなりますが、どのホルダーでもどの車にも取り付けられるわけではありません。
ダッシュボードやエアコン吹き出し口などの形状によって、利用できる固定方式が異なる場合があります。
また、車のスピーカーからスマートフォンの音声を出したい場合は、車両側がどの接続方法に対応しているかも確認しておきましょう。
サポートと保証|購入したホルダーのメーカーを確認
スマホホルダーは特定メーカーに限定されないため、保証や問い合わせ先も購入した製品ごとに異なります。
固定部分に不具合がある場合はホルダーのメーカーや販売店、スマートフォンとのBluetooth接続など車載機器側に問題がある場合は車両・カーオーディオ側のサポートというように、問題の発生箇所によって問い合わせ先が変わります。
購入時には製品の取扱説明書、保証条件、対応するスマートフォンや取付場所などを確認してください。
スマホホルダーが選択肢になりやすいケース
車載ディスプレイへアプリを表示することよりも、車載機器を交換せず、スマートフォンのナビや音声機能を活用することを優先する場合に検討できます。
一方、車載画面でApple CarPlayやAndroid Autoを利用したい場合や、停車中に車載画面で対応コンテンツを利用したい場合は、後付け端末やディスプレイオーディオなど別の方法と比較するとよいでしょう。
5つの方法を「どこまで手を入れるか」で比較
| 名称 | 導入の規模 | 取付けの手間 | 向いている人 | 運営 |
|---|---|---|---|---|
| OTTOCAST(オットキャスト) | 対応する既存の車載ディスプレイを生かして後付け端末を接続 | 対応車なら本体交換を伴わず導入できる製品がある。適合確認・初期設定は必要 | 現在の対応ディスプレイを残しながら、利用できるアプリや機能を広げたい人 | OTTOCAST |
| carrozzeria(カロッツェリア) | カーナビ・ディスプレイオーディオ本体を導入 | 車種適合、配線、必要部品などの確認が必要。取付店への依頼も検討 | 車載機器そのものをスマートフォン連携対応の環境へ変更したい人 | パイオニア株式会社 |
| KENWOOD(ケンウッド) | カーナビ・ディスプレイオーディオ本体を導入 | 車種適合や配線を確認して取り付ける。専門店への相談も選択肢 | ナビやオーディオを含めて車載環境を見直したい人 | 株式会社JVCケンウッド |
| ALPINE(アルパイン) | カーナビ・ディスプレイオーディオ本体を導入 | 車種・年式ごとの適合を確認し、必要に応じて取付店へ依頼 | 車種との組み合わせを確認しながら車載画面を変更したい人 | アルプスアルパイン株式会社 |
| スマホホルダーで使う | 車載機器本体を交換せずスマートフォンを固定 | ホルダーの設置が中心。視界や車両操作を妨げない場所を選ぶ必要がある | 車載機器を大きく変更せずスマートフォンを活用したい人 | 特定のメーカーに限らない一般的な方法 |
比較表を見ると、違いは単純な機能数ではなく「車にどの程度変更を加えるか」にあることが分かります。
既存の対応ディスプレイを生かして機能を追加するなら後付け端末、本体を含めて車載環境を変えるならカーナビやディスプレイオーディオ、車載機器を変更しないならスマホホルダーというように整理できます。
どの方法でも、実際に利用できる機能は製品、スマートフォン、車両の組み合わせによって変わります。購入前には必ず各社公式サイトで最新の製品情報と対応状況を確認してください。
よくある質問
Q1. 車の画面にスマホのアプリを全部表示できますか?
すべての方法でスマートフォンに入っているアプリをそのまま表示できるわけではありません。
Apple CarPlayやAndroid Autoは、それぞれ車内利用に対応する機能・アプリを利用する仕組みです。一方、OTTOCASTのAI Box系端末には端末側へ対応アプリを追加して利用できる製品があります。
また、ミラーリング機能の有無なども製品によって異なります。
「スマートフォンをつなげられる」という情報だけで判断せず、利用したいナビ、音楽、動画などのアプリがどの方式で使えるのかを確認してください。
Q2. OTTOCASTはどの車でも使えますか?
どの車でも利用できるとは限りません。
OTTOCASTのAI Box系端末では、有線CarPlayなど車両側の機能が利用条件になる製品があります。同じ車種でも年式、グレード、純正ナビ・ディスプレイの仕様などによって対応状況が異なる場合があります。
OTTOCASTでは車種別の対応確認情報が提供されているため、購入前に確認してください。
また、製品ラインナップや対応状況は変更される可能性があります。最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
Q3. カーナビやディスプレイオーディオは自分で交換できますか?
車両や製品、作業経験によって異なります。
本体交換では内装部品の取り外しや配線、取付け部品の確認などが必要になる場合があります。また、純正カメラやステアリングスイッチなど、既存の車両機能との関係を確認しなければならないケースもあります。
取付けや配線に不安がある場合は、無理に自分で作業せず、販売店や取付店へ相談するとよいでしょう。
Q4. 運転中に動画を見ることはできますか?
運転者が走行中に動画などの画面を注視することはできません。
道路交通法では、自動車が停止しているときを除き、運転者が車内に取り付けられた、または持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視する行為などが禁止されています。
スマートフォンだけでなく、カーナビや車載ディスプレイでも安全上の考え方は同じです。
映像コンテンツは停車中に楽しみ、ナビや音楽の設定変更など画面操作が必要な場合も安全な場所へ停車してから行ってください。
Q5. どの方法を選べばよいですか?
まず「現在の車載画面を残すか」を決めると整理しやすくなります。
現在の対応ディスプレイを残して後付けで機能を広げたい場合はOTTOCASTのような端末、車載画面やオーディオそのものを変更したい場合はcarrozzeria、KENWOOD、ALPINEなどのカーナビ・ディスプレイオーディオが比較対象になります。
車載機器を交換せずスマートフォン自体を使えればよい場合は、スマホホルダーも選択肢です。
どれか一つが一律に適しているわけではありません。「どこまで車に手を入れたいか」「どのアプリや機能を使いたいか」「自分の車に取り付けられるか」という順番で考えると判断しやすくなります。
まとめ
車の中でスマートフォンの画面やアプリを活用する方法は、大きく分けると「既存の対応ディスプレイへ後付けする」「カーナビやディスプレイオーディオ本体を交換する」「スマートフォン自体を固定して使う」という考え方があります。
OTTOCAST(オットキャスト)は、対応する既存の車載ディスプレイを生かしながら後付け端末で機能を追加する方法です。
carrozzeria(カロッツェリア)、KENWOOD(ケンウッド)、ALPINE(アルパイン)は、カーナビやディスプレイオーディオそのものを導入し、スマートフォンとの連携を含めた車載環境を整える方法として比較できます。
スマホホルダーは、車載機器を交換せずスマートフォン自体を活用する方法です。
選択するときは機能だけを見るのではなく、「どこまで手を入れるか」を軸にすると違いが分かりやすくなります。
現在の車載画面を残したいのか、本体ごと交換したいのか、機器を追加せずスマートフォンで済ませたいのかを最初に整理しましょう。そのうえで、ナビ、音楽、動画など利用したい機能への対応を確認します。
後付け機器や本体交換型の製品は、車種、年式、グレード、純正システムなどによって対応可否が異なります。購入前には必ず対応車種情報を確認してください。取付けや配線に不安がある場合は、販売店や取付店へ相談するとよいでしょう。
また、各社の製品ラインナップ、スマートフォンとの接続条件、車種への対応状況、保証・サポート内容は変更されることがあります。購入を決める前に必ず公式サイトの最新情報を確認してください。価格を確認する場合も、最新の価格や対応車種は公式サイトで確認してください。
そして、どの方法を選んでも安全運転が前提です。道路交通法では、自動車が停止しているときを除き、運転者がスマートフォンやカーナビなどに表示された画像を注視する行為などが禁止されています。走行中は画面の注視や操作を避け、必要な操作は安全な場所へ停車してから行ってください。動画などの映像コンテンツについても、運転者は停車中に限って楽しむようにしましょう。
車への変更をできるだけ抑えたいのか、それとも車載システムそのものを変更したいのか。この基準を明確にしたうえで、自分の車の対応状況と利用したい機能を照らし合わせることが、選択肢を整理するポイントです。