
宅配クリーニングは「出すとき」と「戻ってくるとき」の手間で比較しよう
宅配クリーニングは、自宅から衣類を発送し、クリーニング後に宅配で受け取れるサービスです。店舗まで衣類を持ち運ばなくてよい一方、実際の使いやすさはサービスによって異なります。
特に確認したいのが、「衣類をどう梱包するのか」「自宅で集荷してもらえるのか」「コンビニから発送できるのか」「いつごろ戻ってくるのか」「シーズンオフの衣類をそのまま預けられるのか」といった点です。
また、料金体系も大きく分けると、決められた衣類点数をまとめて依頼するパック型と、ワイシャツやコートなどアイテムごとに料金が決まる個別型があります。料金体系そのものが、衣類を選別する手間にも関係します。
この記事では、フランス屋、せんたく便、リナビス、Nexcy(ネクシー)、リネットの宅配クリーニングを、「出すときと戻ってくるときの手間」という共通の基準で比較します。
なお、各サービスの料金については変更されることがあるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。コース内容、対応エリア、取扱品目、集荷方法なども変更されることがあるため、申し込み前には必ず各社公式サイトの最新情報を確認してください。
フランス屋|パック型で衣類をまとめて出しやすい

出典:フランス屋公式サイト
フランス屋は、株式会社フランス屋本部が運営する宅配クリーニングです。通常の衣類クリーニングだけでなく、衣類の保管コースや布団クリーニングなども用意されています。
料金の数え方はパック型
フランス屋の衣類宅配クリーニングは、決められた点数まで衣類をまとめて依頼するパック型が基本です。
店舗型クリーニングのように「コートはいくら、ジャケットはいくら」と一着ずつ計算する方式ではなく、利用するパックを選び、その範囲内で対象衣類をまとめて送ります。
そのため、衣替えなどで複数の衣類を一度に出したい場合は、発送する衣類をまとめて準備しやすい仕組みです。一方、パックの上限やバッグ・箱の容量も確認しておく必要があります。
最新の料金は公式サイトで確認してください。
自宅集荷とコンビニ発送を選べる
発送時は、自宅への集荷を利用する方法に加えて、対応するコンビニなどから発送する方法があります。
初めて利用するときなど、発送に使える箱を持っていない場合は、申し込み時に集荷用の段ボールを希望できる仕組みがあります。箱を自分で探す手間を減らせる一方、梱包に必要なテープなどは自分で準備する必要があります。
継続利用では、返却時に同梱される専用バッグを次回の発送に利用できる仕組みもあります。
集荷日に自宅を空けることが多い人は、コンビニから発送できる点も確認しておくとよいでしょう。ただし、利用できる配送会社や発送方法には条件があるため、発送前の確認が必要です。
通常コースは比較的早めの返却を想定
保管を利用しない通常コースは、工場への到着後、数日程度から発送される設定があります。
ただし、衣類の素材や状態、繁忙期、配送状況などによって予定が変わる可能性があります。着用予定が決まっているスーツ、礼服、アウターなどを出す場合は、余裕を持って申し込むことが大切です。
すぐに着る予定がある衣類は通常コース、次のシーズンまで使わない衣類は保管コースというように分けると、返却後の収納作業も減らしやすくなります。
シーズンオフ向けの保管コースがある
フランス屋には、クリーニング後の衣類をそのまま預けられる保管コースがあります。冬物や夏物など、次のシーズンまで使用しない衣類を自宅へすぐ戻さなくてよいため、クローゼットの整理とクリーニングを一度に進めたい場合に検討できます。
保管期間はシーズンをまたぐ設定があり、返却できる時期には一定のルールがあります。
保管サービスを申し込む場合は、預けられる期間だけを見るのではなく、「返却時期をどのように指定するのか」「申し込み後に返却時期を変更できるのか」「予定より早く必要になった場合に途中返却できるのか」を確認しておくことが重要です。
加工オプションや布団クリーニングも確認できる
衣類では、防虫・防カビ、撥水などを目的とした加工を選べるコースがあります。すべての衣類に同じ加工が必要とは限らないため、衣類の用途や素材を考えて選択するとよいでしょう。
また、衣類とは別に布団クリーニングも用意されています。
一方、衣類以外の取扱サービスは変更・終了することがあります。過去に提供されていたサービスが現在も利用できるとは限らないため、布団以外の品物を一緒に依頼したい場合は、現在の取扱品目を申し込み前に確認してください。
取扱除外品は梱包前に確認
パック型は衣類をまとめて入れられる便利さがありますが、すべての衣類を受け付けてもらえるわけではありません。
リアルファーをはじめ、素材、洗濯表示、衣類の状態などによって取扱対象外になる場合があります。ブランド品、毛皮、着物、装飾の多い衣料などを送りたい場合も、梱包する前に取扱除外品を確認しておきましょう。
せんたく便|集荷とコンビニ発送を使い分けやすい

出典:せんたく便公式サイト
せんたく便は、株式会社ヨシハラシステムズが運営する宅配クリーニングです。衣類の通常利用に加えて、保管、布団など用途別のサービスが用意されています。
料金の数え方はパック型
衣類クリーニングは、一定の点数までまとめて依頼するパック型が基本です。
衣類の種類ごとに一着ずつ料金を計算するよりも、「今回は衣替えでまとめて出す」という使い方を考えやすい料金体系です。
ただし、バッグの容量にも上限があります。厚手のコートやダウンなど、かさばる衣類を多く入れる場合は、設定された点数まで必ず入るとは限りません。
最新の料金は公式サイトで確認してください。
初回と継続利用で発送方法が変わる
初回利用では、自宅集荷時に発送用の段ボールを用意してもらえる仕組みがあります。利用者側はクリーニングに出す衣類を選び、ポケットの中身や取扱対象を確認しておくと、集荷時の作業を進めやすくなります。
継続利用では専用バッグを利用でき、条件に応じてコンビニなどの配送会社取次店から発送する方法も選べます。
自宅で荷物を待つのが難しい場合はコンビニ発送、かさばる冬物を運びたくない場合は自宅集荷というように、生活スタイルに合わせて考えられます。
急ぐ衣類と保管する衣類を分けやすい
せんたく便には、比較的早めの返却を想定した衣類向けコースがあります。通常利用では、工場での受付後から数日程度を目安に返却される設定があります。
一方で、衣類の状態によって自然乾燥などが必要になる場合は、予定より時間がかかる可能性があります。
「次の週に必要な服」と「次のシーズンまで着ない服」を同じタイミングで出すより、返却を急ぐ衣類と保管用の衣類を分けて申し込むほうが管理しやすいでしょう。
保管パックで衣替えにも対応
保管パックが用意されており、クリーニングした衣類をシーズンをまたいで預けられる場合があります。
申し込み後は専用の集荷キットを使って衣類を発送し、クリーニング・保管を経て指定時期に受け取る流れです。
保管中の返却時期については変更に対応できる場合がありますが、繁忙期などは希望どおりにならない可能性もあります。また、管理上、一部の衣類だけを先に返却することが難しい場合があります。
保管を利用する前に、預けられる期間、返却時期の指定方法、途中返却の可否を確認してください。
布団や各種加工も選択肢に入る
衣類のほか、布団向けの宅配クリーニングも用意されています。布団は衣類とは別のサービスとして扱われるため、同じバッグへまとめて送るのではなく、対象コースを確認して申し込む必要があります。
衣類については、撥水、防虫・防カビ、花粉対策などを目的とした加工が用意されることがあります。
オプションの種類や対象コースは変更される可能性があるため、必要な加工が現在のコースで選べるかを確認しましょう。
皮革・毛皮・着物などは注意
通常の衣類パックでは、皮革・毛皮製品、着物・和服類などが対象外とされています。また、装飾の状態や衣類の劣化状況によっても受け付けられない場合があります。
「宅配だからバッグに入るものなら何でも送れる」という仕組みではありません。特殊素材や装飾品付きの衣類は、発送前に取扱条件を確認する必要があります。
リナビス|専用集荷キットでまとめて発送しやすい

出典:リナビス公式サイト
リナビスは、株式会社リナビスが運営する宅配クリーニングです。衣類に加え、布団、皮革衣類、靴、バッグなど幅広いカテゴリーの専用コースが用意されています。
衣類はパック型が中心
通常の衣類クリーニングは、決められた点数のコースを選択するパック型が中心です。
コートやダウンなども対象コースの点数として数える仕組みで、スーツはジャケットとボトムスをそれぞれ別の衣類として数えるなど、カウント方法にルールがあります。
衣替えで複数の衣類をまとめたい場合には分かりやすい一方、申し込み前に手元の衣類を数えておく必要があります。
最新の料金は公式サイトで確認してください。
専用集荷バッグと伝票を使って発送
衣類コースでは、集荷バッグ、申込書、伝票などが含まれた専用の集荷キットを利用できます。
集荷キットが届いたら、依頼する衣類をバッグへ詰め、必要書類を確認して配送会社へ引き渡す流れです。自分で発送用の大きな段ボールを探す必要がない点は、衣替え時の梱包作業を整理しやすいポイントです。
ただし、バッグの大きさはコースによって異なる場合があります。厚手の衣類をまとめるときは、無理に押し込まず、バッグに収まるか確認してから発送しましょう。
通常の衣類は数日程度からの返却設定がある
衣類コースには、保管を利用せず比較的早めに受け取る方法があります。工場側の状況や衣類の種類によって異なりますが、数日程度から仕上がり品が発送される設定があります。
また、布団などでは通常コースとは別に、早めの返却を想定したコースが用意される場合があります。
急いでいるときは単純に名称だけで判断せず、集荷キットが届くまでの期間と、衣類を発送してから仕上がるまでの期間を合わせて考えることが重要です。
衣類などを保管できるサービスがある
一部の衣類コースでは、クリーニング後の保管サービスを利用できます。次のシーズンまで着ないコートやニットなどを預ければ、返却後すぐに自宅のクローゼットへ収納する作業を省けます。
布団など一部のカテゴリーでも保管対象となる場合があります。
一方、保管品の一部だけを先に返してもらうことが難しいケースがあります。急に必要になる可能性がある礼服や仕事用の衣類などは、長期保管へ回すか慎重に判断しましょう。
申し込み前には、預けられる期間、返却日の指定方法、途中返却の可否を必ず確認してください。
衣類以外の専用コースが幅広い
リナビスでは、布団、毛布、バッグ、皮革衣類、靴、財布など、一般衣類とは異なる品物向けのコースも用意されています。
そのため、「冬物衣類と一緒に革靴も手入れしたい」「バッグも宅配で依頼したい」といった場合は、それぞれに対応する専用コースを確認できます。
ただし、衣類パックへ靴やバッグを自由に入れられるという意味ではありません。品物ごとに申し込み方法、集荷キット、納期などが異なる場合があります。
通常衣類と特殊品のコースを混同しない
リナビスでは皮革衣類や着物などの専用コースがありますが、これは通常の衣類パックですべての特殊品を受け付けるという意味ではありません。
通常衣類コースで取扱対象外となる素材でも、別の専門コースでは取り扱える場合があります。
ブランド品、毛皮、着物、装飾の多い衣料を依頼するときは、「リナビスで扱っているか」だけでなく、「申し込もうとしているコースで扱っているか」まで確認することが大切です。
Nexcy(ネクシー)|個別型とパック型を用途で選べる

出典:Nexcy公式サイト
Nexcy(ネクシー)は、株式会社クラスタスが運営する宅配クリーニングです。日常衣類を一着単位で依頼する方法に加え、まとめ洗い向けのパックや保管サービス、布団クリーニングなどが用意されています。
個別型とパック型の両方がある
Nexcy(ネクシー)の特徴の一つは、衣類ごとに料金を計算する個別クリーニングと、複数の衣類をまとめるパック型の両方が用意されていることです。
個別型では、シャツ、ジャケット、パンツ、コートなど、アイテムの種類に応じて料金が決まります。
一方、まとめて出したい場合にはパック型を選択できます。保管サービスも点数に応じたパック形式です。
少量の日常着と衣替えのまとめ出しで料金の数え方を使い分けられるため、依頼する衣類を先に整理してからコースを選ぶと分かりやすいでしょう。
最新の料金は公式サイトで確認してください。
自宅から集荷してもらえる
宅配クリーニングでは、衣類を梱包し、指定した日時に配送ドライバーへ渡す方法を利用できます。発送伝票をドライバーが用意する方式が案内されているため、送り状を自分で準備する作業を減らせます。
個別クリーニングでは手持ちの箱などを利用する方法があり、パックや保管サービスでは専用集荷キットを利用できる場合があります。
専用キットではバッグへ衣類を詰めて封をする流れとなるため、自宅に適当な段ボールがない場合でも準備を進めやすくなっています。
返却時期はコースによって考え方が異なる
個別クリーニングや保管なしのパックは、クリーニング終了後に返却されるため、日常的に使う衣類を出す場合に検討できます。
ただし、宅配クリーニングでは工場での作業時間だけでなく、往復の配送時間も必要です。特定の日に着用する予定がある衣類は、余裕を持って依頼しましょう。
衣替えの衣類については、急いで戻してもらうより、保管サービスを利用して必要な時期まで預ける方法もあります。
保管専用サービスを利用できる
Nexcy(ネクシー)には、衣類をクリーニングしたうえでシーズンをまたいで保管してもらえるサービスがあります。
申し込み時に保管用のコースや返却時期を選び、集荷キットなどを利用して発送する流れです。
注意したいのは、申し込み後の返却時期変更に制限が設けられる場合があることです。「秋になったら着るつもりだったが、予定より早く必要になった」というケースも考えられます。
保管期間、返却時期の指定方法、申し込み後の変更、途中返却が可能かどうかを事前に確認してから預けましょう。
布団クリーニングにも対応
衣類とは別に、布団クリーニングも用意されています。衣類の個別クリーニング、まとめ洗い、保管、布団と目的別にサービスを選ぶ形になります。
日常的に使う衣類だけを少量出したい場合と、衣替えでまとめて預けたい場合では、適するサービスが異なります。
また、加工やケアの内容もコースによって異なるため、撥水など特定の加工を希望する場合は、対象サービスで選択できるか確認してください。
保管対象外の素材にも注意
保管サービスでは、皮革、合成皮革、リアルファーなど、一部の素材や品物が取扱対象外になる場合があります。
特殊素材の衣類や礼服などは、通常クリーニングでは扱えても保管対象にはならないことがあります。
ブランド品、毛皮、着物、装飾の多い衣料などを依頼するときは、通常クリーニングと保管サービスそれぞれの取扱条件を確認してください。
リネット|個別型で普段使いしやすく保管は別サービス

出典:リネット公式サイト
リネットは、株式会社ホワイトプラスが運営する宅配クリーニングです。通常の衣類クリーニングのほか、保管付きクリーニング、布団、靴、カバンなど目的別のサービスがあります。
通常の衣類は個別型
通常の衣類クリーニングは、アイテムごとに料金が設定される個別型です。
シャツ、ジャケット、コートなど、実際に依頼した衣類の種類を基準に料金が決まるため、「コートだけ」「仕事着を必要な分だけ」といった少量利用を考えやすい方式です。
一方、保管付きクリーニングは通常衣類とは別のパック型サービスになっています。
普段のクリーニングと衣替えの保管では料金の数え方が異なるため、利用目的に合わせてサービスを選ぶ必要があります。
最新の料金は公式サイトで確認してください。
初回は自宅集荷、継続利用では発送方法の選択肢が広がる
通常の衣類クリーニングでは、Webやアプリから申し込み、衣類を箱などに梱包して配送員へ渡す方法を利用できます。
継続利用では、条件に応じてコンビニへの持ち込みや宅配ボックスを利用した預け方も用意されています。
集荷時間に自宅で待つのが難しい人にとっては、継続利用時に発送方法を選べるかどうかが重要な比較ポイントになります。
なお、コンビニ発送や宅配ボックスの利用には注文回数などの条件が設定される場合があるため、初回から同じ方法が利用できるとは限りません。
急ぐ衣類を出すときは配送時間まで考える
通常衣類のクリーニングには、比較的短い期間で受け取れる設定があります。
宅配型の場合、店舗へ直接持ち込む方式とは異なり、集荷から工場への配送、クリーニング、返送という工程があります。そのため、「仕上がりが早い」という情報だけでなく、自分の地域で選べる集荷時間やお届け予定日まで確認することが重要です。
急ぎの衣類は通常クリーニング、シーズンオフの衣類は保管付きサービスというように分けると、用途を整理しやすくなります。
衣替え向けの保管付きクリーニングがある
通常の衣類クリーニングとは別に、衣替え向けの保管付きクリーニングが用意されています。
保管付きサービスはパック形式で、専用バッグへ衣類を入れて発送し、クリーニングと保管を経て指定した時期に受け取る仕組みです。
申し込み時期によって受け取り可能な時期が決められている場合があるため、「好きな日にいつでも返却してもらえる」と考えないほうがよいでしょう。
保管を申し込む前に、預けられる期間、返却時期の指定方法、途中で返してもらえるかを確認してください。
布団・靴・カバンは別サービスとして用意
リネットでは、通常衣類とは別に、布団、靴、カバンなどの宅配クリーニングサービスがあります。
衣類と同じ注文へ何でも詰める方式ではなく、品物のカテゴリーに対応したサービスを利用する形です。
また、保管の有無もカテゴリーによって異なります。例えば、衣類や靴では保管サービスが用意される場合がある一方、布団では保管サービスが用意されていない場合があります。
衣類以外もまとめて宅配クリーニングに出したい場合は、品物ごとに発送方法や返却方法を確認しましょう。
ブランド品や装飾付き衣類は取扱条件を確認
通常衣類ではブランド品を依頼できる場合がありますが、すべての素材・状態・デザインが対象になるわけではありません。
洗濯表示、衣類の傷み、コーティング、プリーツ、ラインストーンなどの装飾によっては、クリーニングによる破損のおそれから取扱対象外と判断されることがあります。
皮革・毛皮・着物なども通常衣類とは取扱条件が異なるため、特殊な衣類を送る場合は事前確認が必要です。
5サービスを「出すとき・戻るときの手間」で比較
| サービス名 | 料金の数え方のタイプ | 集荷・発送の方法 | 保管サービス | 運営会社 |
|---|---|---|---|---|
| フランス屋 | 衣類はパック型が基本 | 自宅集荷、条件に応じてコンビニ発送。段ボールや継続利用向け専用バッグを利用 | あり | 株式会社フランス屋本部 |
| せんたく便 | パック型 | 自宅集荷。継続利用などでは専用バッグやコンビニ発送も利用可能 | あり | 株式会社ヨシハラシステムズ |
| リナビス | 衣類はパック型が中心 | 専用集荷キット・バッグを利用して配送会社から発送 | あり | 株式会社リナビス |
| Nexcy(ネクシー) | 個別型とパック型の両方 | 自宅集荷を中心に、手持ちの箱または専用キットを利用 | あり | 株式会社クラスタス |
| リネット | 通常衣類は個別型、保管付きはパック型 | 自宅集荷。条件に応じてコンビニ・宅配ボックスからの預け入れにも対応 | あり | 株式会社ホワイトプラス |
最新の料金は公式サイトで確認してください。また、上表の集荷方法や保管サービスの条件はコースによって異なる場合があります。
宅配クリーニングを選ぶときに確認したいポイント
宅配クリーニングは、クリーニング品質だけでなく「発送準備から受け取りまで、自分の生活に無理なく組み込めるか」を考えると比較しやすくなります。
まず、まとめて衣替えをしたい場合はパック型、少量の衣類を必要なときに出したい場合は個別型が選択肢になります。ただし、同じサービス内に両方の料金体系がある場合もあります。
次に重要なのが梱包です。専用バッグが送られてくるサービスなら箱を探す手間を減らせますが、キットの到着を待ってから発送することになります。手持ちの段ボールを使えるサービスなら早く準備できる反面、自分で適切な箱を用意する必要があります。
集荷日に不在にしがちな人は、置き配や宅配ボックスからの預け入れ、コンビニ発送に対応しているか確認するとよいでしょう。宅配クリーニングでは、通常の宅配便と同じようにすべてのサービスで置き配が使えるとは限りません。初回と継続利用で利用できる発送方法が変わる場合もあります。
仕上がり日については、クリーニング工程だけでなく往復配送の時間も考慮します。旅行、出張、冠婚葬祭など着用日が決まっている衣類は、予定日の直前に送らないほうが安心です。
一方、数か月着ない衣類であれば、返却を急ぐ必要はありません。保管サービスを利用することで、クリーニング後に一度受け取ってクローゼットへ収納し、次のシーズンに再び取り出すという作業そのものを減らせます。
保管サービスは「何か月預けられるか」だけで決めない
宅配クリーニングの保管サービスでは、シーズンをまたいで衣類を預けられる場合があります。ただし、長く預けられることだけを基準に選ぶと、必要になったときに困る可能性があります。
申し込み前には、預けられる期間、返却時期をどのように指定するのか、申し込み後に返却時期を変更できるのか、途中で一部または全部を返してもらえるのかを確認してください。
特に礼服、仕事用のスーツ、季節の変わり目に使う薄手のコートなどは、予定より早く必要になる可能性があります。途中返却に制限があるサービスを利用する場合は、急に必要になる可能性が低い衣類を中心に預ける方法もあります。
取扱除外品とクリーニング事故の賠償基準も確認する
宅配クリーニングを利用するときは、発送前に必ずポケットの中身、破損箇所、装飾品、取り外せる付属品などを確認しましょう。
ブランド品、毛皮、着物、皮革・合成皮革、装飾の多い衣料、洗濯表示が特殊な衣料などは、サービスやコースによって取扱外になる場合があります。通常衣類では対象外でも、別の専門コースで取り扱っているケースもあるため、品物に合ったコースを確認することが大切です。
また、クリーニング事故が起きた場合の賠償については、多くのクリーニング事業者が業界団体の定める「クリーニング事故賠償基準」を採用または参考にして基準を設けています。ただし、具体的な適用条件や補償の考え方は各社の利用規約・賠償基準によって異なります。
高価な衣類や思い入れのある衣類を預ける場合は、申し込み前に各社の賠償基準と取扱除外品を確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
Q1. パック型と個別型はどちらを選べばよいですか?
パック型は、衣替えなどで複数の衣類をまとめて依頼したいときに比較しやすい方式です。個別型は、必要な衣類を少量ずつ依頼したい場合に検討しやすくなります。
ただし、衣類の種類や利用するコースによって条件が変わるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。
Q2. 宅配クリーニングは段ボールを自分で用意する必要がありますか?
サービスによって異なります。専用バッグや集荷キットが送られてくるサービスもあれば、自宅にある段ボールを利用できるサービス、集荷時に段ボールを用意してもらえるサービスもあります。
箱を用意する手間を減らしたい場合は、申し込み前に集荷キットの有無を確認しましょう。
Q3. コンビニから宅配クリーニングを発送できますか?
対応しているサービスがあります。ただし、初回は自宅集荷のみで、継続利用からコンビニ発送が利用できるケースなど、条件はサービスごとに異なります。
利用できるコンビニも配送会社によって変わります。集荷日に不在にしがちな人は、コンビニ発送や宅配ボックス、置き配に対応しているかを申し込み前に確認するとよいでしょう。
Q4. 保管中の衣類を途中で返してもらえますか?
サービスによって対応が異なります。途中返却が難しい場合や、一部の衣類だけを返却できない場合、返却時期の変更に制限がある場合があります。
そのため、保管サービスを利用するときは、預けられる期間だけでなく、返却時期の指定方法と途中返却の可否まで確認することが重要です。
Q5. ブランド品や毛皮、着物も宅配クリーニングに出せますか?
サービスやコースによって異なります。通常衣類のコースでは毛皮、皮革、着物などが取扱対象外でも、別の専門コースが用意されている場合があります。
ブランド品についても、素材、洗濯表示、装飾、衣類の状態によって受付可否が変わることがあります。送ってから返却される手間を避けるためにも、発送前に各社の取扱除外品を確認してください。
まとめ
宅配クリーニングを比較するときは、料金だけでなく「衣類を出すまで」と「戻ってくるまで」に何をする必要があるかを確認すると、自分に合ったサービスを選びやすくなります。
フランス屋は衣類のパック型を基本とし、自宅集荷とコンビニ発送、保管コースを組み合わせて利用できます。せんたく便もパック型で、集荷と継続利用時のコンビニ発送などを使い分けられます。
リナビスは専用集荷キットを利用するパック型が中心で、衣類以外にも布団、靴、バッグなどの専用コースがあります。Nexcy(ネクシー)は個別型とパック型を用途によって選べ、保管や布団クリーニングにも対応しています。リネットは通常衣類が個別型で、衣替え向けの保管付きサービスは別のパック型として用意されています。
自宅で集荷を待てるか、コンビニから出したいか、梱包資材を自分で準備したくないか、すぐに返してほしいか、次のシーズンまで預けたいかによって、使いやすい仕組みは変わります。
また、保管サービスでは、預けられる期間・返却時期の指定方法・途中返却の可否を事前に確認してください。ブランド品、毛皮、着物、皮革製品、装飾の多い衣料などは取扱外となる場合があるため、取扱除外品と賠償基準についても申し込み前の確認が重要です。
各社のコース内容、対応エリア、集荷方法、保管条件、取扱品目は変更されることがあります。料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。申し込み前には、利用予定のコースについて必ず各社公式サイトの最新情報を確認したうえで選択しましょう。