
プレミアムドッグフード選びで迷いやすいポイント
愛犬の毎日の食事を見直そうと「ドッグフード 比較」「ドッグフード おすすめ」などで調べてみると、原材料や製造方法にこだわったプレミアムドッグフードが数多く見つかります。
しかし、商品によって主原料や穀物の使用状況、添加物への考え方、製造国、栄養基準、フードのタイプなどが異なるため、単純に「プレミアムだから選べばよい」とは限りません。
たとえば、肉や魚を中心としたグレインフリーのドライフードを探している場合と、国産食材にこだわりたい場合、冷凍の手作りごはんタイプを取り入れたい場合では、比較するポイントも変わります。
また、「無添加」という言葉だけで判断するのではなく、何が使用されていないのかを原材料表示や公式情報から確認することも大切です。
この記事では、モグワン、GRANDS(グランツ)、うまか、馬肉自然づくり、ペトコトフーズの5製品を、主原料・グレインフリー・添加物・フードタイプ・製造国や品質基準といった共通の基準から比較します。
なお、5製品にはドライフードだけでなく冷凍フレッシュフードも含まれ、総合栄養食と一般食の違いもあります。単純な優劣ではなく、それぞれの特徴と愛犬の食生活との相性を考えながら選びましょう。
※本記事の内容は記事作成時点で各公式サイト等から確認した情報をもとにしています。商品仕様や原材料などは変更される場合があります。最新情報は各公式サイトで確認してください。
ドッグフード選びで見るべき5つの基準
1.主原料を確認する
最初に確認したいのが、フードの中心となっている主原料です。
今回比較する商品でも、モグワンはチキンとサーモン、GRANDS(グランツ)はチキンやダック、魚類、うまかは九州産華味鳥、馬肉自然づくりは馬肉と鶏肉、ペトコトフーズはメニューによってチキン・ビーフ・ポーク・フィッシュと、採用している動物性原材料が異なります。
どの肉や魚が一律に優れているというわけではありません。愛犬がこれまで食べてきた食材や好み、食物アレルギーの有無なども考慮する必要があります。
特定の食材に対するアレルギーが疑われる場合は、自己判断だけでフードを変更せず、獣医師に相談しながら原材料を確認してください。
2.グレインフリーか確認する
グレインフリーとは、一般的に穀物を使用していないフードを指します。
モグワンのチキン&サーモンやGRANDS(グランツ)の犬用フードはグレインフリー設計です。一方、うまかには玄米・大麦、馬肉自然づくりには玄米・大麦などが使用されています。
ペトコトフーズの冷凍フレッシュフードについてはメニューごとに設計が異なり、公式サイトではチキンとフィッシュがグレインフリーとして案内されています。したがって、「ペトコトフーズならすべてグレインフリー」と考えず、選ぶメニューごとの表示を確認することが重要です。
なお、グレインフリーであること自体がすべての犬に必要というわけではありません。穀物の有無だけで品質を判断せず、原材料全体や栄養設計もあわせて比較しましょう。
3.添加物について確認する
「無添加ドッグフード」を探している場合は、「何を使用していないのか」まで確認することがポイントです。
保存料、着色料、香料など、メーカーによって不使用としている添加物の範囲は異なります。また、総合栄養食として栄養バランスを整える目的でビタミンやミネラルなどが加えられている商品もあります。
食品添加物や栄養添加物を一括して避けるのではなく、それぞれの役割を確認して比較することが大切です。
4.ドライかフレッシュか確認する
今回比較する5製品では、モグワン、GRANDS(グランツ)、うまか、馬肉自然づくりがドライタイプです。
一方、ペトコトフーズは低温調理した食材を冷凍したフレッシュタイプを展開しています。
ドライフードは常温で管理しやすく、毎日の計量や保存をしやすいことが特徴です。フレッシュフードは食材の形や香りを生かした食事を取り入れたい場合の選択肢になりますが、冷凍庫での保管や解凍などが必要です。
生活スタイルまで考えて選ぶと継続しやすくなります。
5.製造国と品質基準を確認する
製造国だけで品質を判断することはできません。どのような基準でレシピが設計され、どのような環境で製造されているかまで確認しましょう。
たとえばモグワンのチキン&サーモンはイギリス原産、GRANDS(グランツ)はフランスで製造されています。GRANDS(グランツ)はAAFCOとFEDIAFの基準を満たしたレシピで製造されていると公式サイトで案内されています。
うまか、馬肉自然づくり、ペトコトフーズは国産を重視して比較したい場合に確認しておきたい選択肢です。
プレミアムドッグフード5製品の比較表
| 商品名 | タイプ | 主原料 | グレインフリー | 製造国 | 向いている犬 |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | ドライ | チキン・サーモン | ○ | イギリス※チキン&サーモン | 肉と魚を組み合わせたグレインフリーフードを選びたい犬 |
| GRANDS(グランツ) | ドライ | チキン・ダックなど※メニューによる | ○ | フランス | グレインフリーと複数の味から選びたい犬 |
| うまか | ドライ | 九州産華味鳥 | ×(玄米・大麦使用) | 日本 | 国産鶏肉を中心としたドライフードを選びたい犬 |
| 馬肉自然づくり | ドライ | 馬肉・鶏肉 | ×(玄米・大麦使用) | 日本 | 馬肉を取り入れた国産フードを探している犬 |
| ペトコトフーズ | 冷凍フレッシュ | チキン・ビーフ・ポーク・フィッシュ | △(メニューによる) | 日本 | ドライ以外の手作りごはんタイプを取り入れたい犬 |
※食物アレルギーがある場合は、「向いている犬」の記載だけで判断せず、必ず原材料表示を確認してください。
モグワン|チキンとサーモンを組み合わせたグレインフリーのドライフード

モグワンの特徴
モグワンは株式会社レティシアンが販売するプレミアムドッグフードです。
今回比較する「モグワンドッグフード チキン&サーモン」は、手作り食の発想をもとに、チキンとサーモンを中心として野菜や果物などを組み合わせています。
公式サイトの商品情報では全犬種・全年齢を対象としており、原産国はイギリスです。また、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験で総合栄養食であることが確認された旨が案内されています。
肉だけ、魚だけに限定せず、複数の動物性原材料を組み合わせたドライフードを探している場合に比較しやすい商品です。
主原料と原材料の特徴
チキン&サーモンでは、チキンとサーモンを合わせて原材料の56.5%使用しています。内訳としてHDPチキン生肉、生サーモン、乾燥チキン、乾燥サーモン、チキングレイビー、サーモンオイルなどが掲載されています。
そのほか、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ヒヨコ豆、リンゴ、バナナ、カボチャ、クランベリーなど、植物性の原材料も組み合わせています。
穀物を使用しないグレインフリー設計のため、小麦やトウモロコシなどを避けたフードを探している場合にも比較候補になります。
ただし、グレインフリーであることがすべての犬に適しているという意味ではありません。現在の食事内容や体調を踏まえて判断しましょう。
添加物と栄養設計
公式サイトでは、着色料や人工香料を使用していないことが案内されています。素材そのものの色や香りを生かした設計を重視している点が特徴です。
一方、原材料表示には健康維持に必要な栄養バランスを整えるためのビタミン類やミネラル類なども記載されています。
「無添加」という言葉だけを見るのではなく、使用していないものと栄養設計のために配合されているものを分けて確認すると比較しやすくなります。
こんな犬・飼い主に向いている
モグワンは、チキンと魚の両方を使ったフードを取り入れたい場合や、グレインフリーのドライフードを探している場合に検討しやすい商品です。
全犬種・全年齢が対象となっているため、ライフステージごとに異なるブランドへ変更するのではなく、給与量を調整しながら継続できる商品を探している場合にも候補になります。
また、サツマイモや豆類、果物などを組み合わせたレシピを重視する飼い主にも比較しやすいでしょう。
注意しておきたい点
チキンとサーモンを中心とした複数の動物性原材料が使用されているため、特定のタンパク源を避けなければならない犬では注意が必要です。
「魚も入っているから鶏肉アレルギーの犬にも使える」と判断することはできません。チキンが主原料として使われているため、食物アレルギーが疑われる場合は原材料を獣医師と確認してください。
また、現在食べているフードから急に全量を切り替えるのではなく、愛犬の様子を確認しながら徐々に移行する方法が一般的です。
購入前に確認したいこと
購入前には、原材料、対象年齢、1日の給与量、内容量、保存方法などを公式サイトで確認しましょう。
モグワンにはチキン&サーモン以外のフレーバーやシニア向け商品も展開されているため、商品名と対象を確認して選ぶことも大切です。
価格は購入方法や時期によって変更される可能性があります。最新の価格は公式サイトで確認してください。
出典:モグワン公式サイト
GRANDS(グランツ)|グレインフリーと複数フレーバーが特徴のフランス製ドライフード

GRANDS(グランツ)の特徴
GRANDS(グランツ)はGRANDS株式会社が展開するプレミアムペットフードです。
犬用ではチキン&ダック、フィッシュ&サーモンなど複数のレシピが用意されており、肉を中心に選びたい場合と魚を中心に選びたい場合で比較できます。
フランスのペットフードメーカーと共同開発され、公式サイトではAAFCOとFEDIAFの両方の基準を満たしたレシピで製造していると説明されています。また、製造工程の品質管理や工場出荷前の衛生検査についても情報が公開されています。
主原料と原材料の特徴
チキン&ダックでは、フレッシュチキン、脱水チキン、チキンプロテイン、脱水ダックなどが使用されています。野菜類なども組み合わせたグレインフリーのレシピです。
主原料となる鶏について、公式サイトではEUでケージフリーの環境で飼育されたものを使用していると案内されています。
フィッシュ&サーモンではサーモンや白身魚などが使用されているため、主なタンパク源の違いを見ながら選べることも特徴です。
添加物と品質基準
GRANDS(グランツ)は人工保存料・着色料・香料を使用しない方針を掲げています。
さらに、製造工場についてはIFS認証やBRCGS認証に関する情報が公式サイトで公開されています。AAFCOとFEDIAFの栄養基準に配慮したレシピであることに加え、製造環境について具体的な情報を確認して選びたい飼い主にとって比較材料が多い商品です。
ただし、認証や基準を満たしていることだけで、特定の犬との相性まで保証されるわけではありません。愛犬が食べられる原材料かどうかを優先して確認しましょう。
こんな犬・飼い主に向いている
グレインフリーのドライフードを探しており、主なタンパク源の異なる味を選択したい場合に向いています。
同じブランド内で複数の味を選びやすいため、愛犬の好みを確認したい場合や、食事内容に変化をつけたい場合にも候補になります。
また、原材料だけでなく、製造工場や栄養基準に関する情報を確認してフードを選びたい人にも比較しやすいでしょう。
注意しておきたい点
「チキン&ダック」のように複数種類の動物性原材料を使用しているレシピがあります。食物アレルギーへの配慮を目的としてタンパク源を限定したい場合は、商品名だけではなく原材料一覧を確認してください。
また、グレインフリーは穀物を使用しない設計を意味するものであり、アレルギー対応食や療法食を意味するものではありません。
疾病の治療中や食事制限を受けている犬については、獣医師の指示を優先する必要があります。
小分けとローテーションについて
GRANDS(グランツ)は比較的小容量のパッケージを採用しており、開封後の鮮度管理を意識したい場合にも確認しておきたい商品です。
さらに犬用では複数の味が用意されているため、同一ブランドの設計思想をベースにしながらフレーバーを選択できます。
ただし、フードを頻繁に変更すると犬によっては便の状態などに変化が出る場合があります。ローテーションを行う場合も、愛犬の様子を見ながら切り替えることが大切です。
購入前に確認したいこと
購入前には、選択するフレーバーの原材料、対象年齢、成分、給与量などを確認してください。特にチキン&ダックとフィッシュ&サーモンでは使用原材料が異なります。
価格や購入条件については変更される場合があります。最新の価格は公式サイトで確認してください。
うまか|九州産華味鳥を主原料にした国産ドライフード

うまかの特徴
うまかは、博多水炊き「博多華味鳥」などを手がけるトリゼンダイニング株式会社が展開する国産ドッグフードです。
主原料となる鶏肉には九州産華味鳥を使用しています。公式サイトによると、使用する鶏肉はすべて国産で、九州産華味鳥を100%使用しています。
AAFCOの定める栄養基準を満たした総合栄養食として販売されているため、毎日の主食として使えるドライフードを探している場合の選択肢になります。
主原料と原材料の特徴
原材料は鶏肉を筆頭に、玄米、大麦、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末などが続きます。さらに、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけなども使用されています。
「国産の原材料だけで構成されている」と誤解しないことも重要です。公式FAQでは、主な原材料は国産である一方、総合栄養食の基準を満たすためのビタミン類やミネラル類などには一部外国産を使用していると説明されています。
情報を細かく確認して選びたい場合には、この点も判断材料になります。
グレインフリーではなく小麦グルテンフリー
うまかを比較する際に注意したいのが「グレインフリー」と「小麦グルテンフリー」の違いです。
うまかには玄米と大麦が使用されているため、グレインフリーではありません。一方、公式サイトでは小麦グルテンフリーとして案内されています。
穀物をすべて避けたい場合にはモグワンやGRANDS(グランツ)などと設計が異なりますが、「穀物を一律に避ける必要はないが、小麦を使用していないフードを比較したい」という場合には候補になります。
添加物と製造への考え方
公式サイトでは、保存料・香料・着色料を使用していないことが案内されています。また、原料の選定から製造まで食品と同等の基準で管理し、製造工場については食品安全に関する国際規格FSSC 22000を取得していると説明されています。
総合栄養食として設計されているため、原材料にはミネラル類やビタミン類なども含まれています。
「添加物不使用」という表現だけではなく、何を使わず、何を栄養設計のために配合しているかを見ることが大切です。
こんな犬・飼い主に向いている
国産のドライフードを選びたい場合や、主原料となる鶏肉の産地を確認して選びたい場合に比較しやすい商品です。
特に、九州産華味鳥を主原料とし、日本の食品メーカーとしてのノウハウを生かしたフードを選択肢に入れたい飼い主に向いています。
また、グレインフリーにはこだわらず、玄米や大麦を含むレシピでも問題ない場合にも検討できます。
注意しておきたい点
うまかには鶏肉だけでなく、大豆、卵黄粉末など複数の原材料が含まれています。食物アレルギーがある場合には個別に確認が必要です。
また、「国産フード」と「すべての原材料が国産」は同じ意味ではありません。公式情報を確認し、製造国と原材料の原産国を分けて考えるとよいでしょう。
価格や購入方法は変更される可能性があるため、最新の価格は公式サイトで確認してください。
出典:うまか公式サイト
馬肉自然づくり|馬肉を主原料にした国産・一般食のドライフード

馬肉自然づくりの特徴
馬肉自然づくりは、株式会社利他フーズが「健康いぬ生活」ブランドで展開している国産ドッグフードです。
大きな特徴は、商品名のとおり馬肉を中心としたレシピであることです。一般的なチキン主体のドッグフードとは異なる動物性原材料を取り入れたい場合の比較候補になります。
一方で、購入前に特に確認しておきたい重要なポイントがあります。馬肉自然づくりは総合栄養食ではなく「一般食」です。公式FAQでも、自然食材を重視する方針から一般食として開発していることが説明されています。
主原料と原材料の特徴
馬肉自然づくりには、馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、かつお粉、米ぬか、馬油、おから、ハト麦、たまご、わかめ、小松菜、昆布などが使用されています。
馬肉だけを使用した単一タンパク源のフードではなく、鶏肉やたまごなども含まれている点には注意してください。
「馬肉を使っているから鶏肉を避けたい犬にも適している」とは判断できません。食物アレルギーへの配慮を目的に選ぶ場合には、原材料全体を確認する必要があります。
穀物と添加物について
馬肉自然づくりには玄米や大麦などが使用されているため、グレインフリーではありません。一方、公式サイトでは牛肉・乳製品・小麦を使用しない設計や、添加物を使用しない方針について案内されています。
そのため、「穀物を完全に避けたい」という目的よりも、「小麦を避けながら馬肉を取り入れたい」といった観点で比較する商品といえます。
なお、食物アレルギーの原因となる食材は犬によって異なるため、小麦不使用だからアレルギーの心配がないという意味ではありません。
こんな犬・飼い主に向いている
馬肉を使った国産ドライフードを取り入れたい場合に検討しやすい商品です。
今回比較するほかの商品ではチキンや魚が主原料として目立つため、タンパク源の選択肢を広げたいときにも比較できます。
また、国産製造や自然素材を重視した商品設計に関心がある飼い主にも候補になるでしょう。
ただし、アレルギー対策を目的とする場合には「馬肉」という名称だけで判断せず、鶏肉や卵などを含めた全原材料の確認が必要です。
総合栄養食ではない点を理解して選ぶ
5製品を比較するうえで、馬肉自然づくりとほかの商品との大きな違いの一つが「一般食」であることです。
公式サイトでは主食として利用できる旨が案内されていますが、総合栄養食とは表示区分が異なります。
毎日の食事として継続的に与える場合、とくに成長期の子犬や栄養管理が必要な犬については、必要な栄養量を満たせるか獣医師などの専門家に相談すると安心です。
「総合栄養食か一般食か」は、プレミアムドッグフードを比較するときに見落とさないようにしたい項目です。
購入前に確認したいこと
馬肉自然づくりには通常商品とは別に「馬肉自然づくりプレミアム」も展開されています。こちらは使用する肉や不使用原材料などが異なる別商品であるため、購入時には混同しないよう確認してください。
今回の記事で比較しているのは通常の「馬肉自然づくり」です。
原材料、一般食という区分、給与量、保存方法などを確認したうえで選びましょう。価格や購入条件は変更される可能性があるため、最新の価格は公式サイトで確認してください。
出典:馬肉自然づくり公式サイト
ペトコトフーズ|冷凍フレッシュタイプで食材感を重視した国産ドッグフード

ペトコトフーズの特徴
ペトコトフーズは株式会社PETOKOTOが展開するドッグフードです。
今回の5製品の中では唯一、一般的なカリカリのドライフードではなく、低温調理した食材を冷凍して届けるフレッシュフードを比較対象としています。
公式サイトでは、社内獣医師が開発に関わった国産の手作りドッグフードとして紹介されています。また、冷凍タイプは低温調理によって素材本来の味や香りを生かす設計となっています。
4種類のメニューから選べる
基本となる冷凍フレッシュフードには、チキン・ビーフ・ポーク・フィッシュの4種類があります。
複数のメニューから選択できるため、愛犬の好みや普段食べているタンパク源を考えながら組み合わせられることが特徴です。
ただし、すべてのメニューが同じ原材料で作られているわけではありません。食物アレルギーがある場合は、それぞれの商品ページで原材料を確認する必要があります。
総合栄養食としての栄養設計
ペトコトフーズの基本となる冷凍フレッシュフードは総合栄養食として展開されています。公式情報では、AAFCOの栄養基準を満たすため、自然食材だけでは補いきれないビタミンやミネラルを配合していることも説明されています。
これは「自然食材だけで作られている」という意味ではなく、主食として必要な栄養バランスを整えるために栄養成分を補っているという設計です。
原材料の見た目だけでなく、総合栄養食としての設計まで確認したい場合にも比較しやすいでしょう。
グレインフリーはメニューによって異なる
ペトコトフーズについては、「冷凍フレッシュ=すべてグレインフリー」と考えないことが大切です。
現在の公式商品一覧では、冷凍フレッシュドッグフードのチキンとフィッシュにグレインフリーの表示があり、ビーフとポークについてはグルテンフリーとして掲載されています。
そのため、穀物を避ける目的で選ぶ場合には、ブランド単位ではなくメニュー単位で確認しましょう。
こんな犬・飼い主に向いている
カリカリのドライフード以外の食事を取り入れたい場合や、食材の形や香りを生かした手作りごはんタイプを選びたい場合に向いています。
また、チキン・ビーフ・ポーク・フィッシュからメニューを選びたい場合にも候補になります。
ドライフードから完全に切り替えるだけでなく、愛犬の食生活や必要カロリーを考えながら活用方法を検討することもできます。
注意しておきたい点
冷凍フードであるため、ドライフードとは保存方法が大きく異なります。自宅の冷凍庫に十分なスペースを確保できるか、食事前の解凍を無理なく続けられるかを確認しておきましょう。
旅行や長時間の外出などでは、常温保存できるドライフードより管理方法を考える必要があります。PETOKOTOでは常温タイプも展開されていますが、今回比較しているのは冷凍フレッシュタイプです。
価格は選択するメニューやパック数、購入方法などによって変わる場合があります。最新の価格は公式サイトで確認してください。
出典:ペトコトフーズ公式サイト
タイプ別に見る5製品の使い分け
ドライフードを選びたい場合
毎日の計量や保存のしやすさを重視するなら、モグワン、GRANDS(グランツ)、うまか、馬肉自然づくりが比較対象になります。
その中でもグレインフリーを重視するならモグワンやGRANDS(グランツ)、国産を重視するならうまかや馬肉自然づくりというように絞り込めます。
ただし、馬肉自然づくりは一般食であるため、総合栄養食を条件にする場合には区分の違いを確認してください。
フレッシュフードを選びたい場合
冷凍保存や解凍の手間を許容でき、手作りごはんに近いタイプを取り入れたい場合はペトコトフーズが候補になります。
ドライとフレッシュでは食感、水分量、保存方法などが大きく異なるため、原材料だけでなく日々の扱いやすさまで比較しましょう。
アレルギーが気になる場合
食物アレルギーが気になる場合は、「プレミアム」「無添加」「グレインフリー」といったカテゴリーだけで判断することはできません。
たとえば馬肉自然づくりは馬肉を使用していますが鶏肉や卵も含まれます。モグワンのチキン&サーモンも複数の動物性タンパク源を使用しています。
GRANDS(グランツ)やペトコトフーズは複数のメニューがありますが、商品ごとに原材料が異なります。
アレルギーが疑われる犬については、原因となる食材を自己判断で特定せず、獣医師に相談してください。
国産にこだわる場合
製造国を日本に限定して比較するなら、うまか、馬肉自然づくり、ペトコトフーズが候補になります。
ただし「国産」は、必ずしも全原材料が日本産であることを意味しません。たとえばうまかは公式FAQで、主な原材料は国産ですが、ビタミン・ミネラル類の一部に外国産を使用していることを明記しています。
製造国、主原料の産地、その他の原材料の産地は分けて確認しましょう。
小型犬・シニア犬で選ぶ場合
小型犬では粒の大きさや1回の給与量、開封後に使い切りやすい内容量なども確認したいポイントです。
シニア犬では年齢だけでなく、活動量、体重、歯の状態、持病の有無などによって適した食事が変わります。全年齢対応の商品であっても、すべてのシニア犬に同じ給与量や食べ方が適しているわけではありません。
噛む力が弱くなっている場合には、ドライフードをふやかす方法やフレッシュタイプを検討する方法もあります。持病がある場合や療法食を指示されている場合には、一般的なプレミアムドッグフードへ自己判断で変更せず、獣医師の指示を優先してください。
プレミアムドッグフードについてよくある質問
Q1.プレミアムドッグフードとは何ですか?
「プレミアムドッグフード」には、すべての商品に共通する公的な品質区分があるわけではありません。
一般的には原材料や製造方法、栄養設計などに特徴を持たせた商品を指して使われることがありますが、「プレミアム」という名称だけで品質を判断せず、原材料表示や栄養基準、製造情報などを個別に確認することが大切です。
Q2.グレインフリーのドッグフードのほうがよいのでしょうか?
すべての犬にグレインフリーが適しているとは限りません。
今回の5製品でも、モグワンやGRANDS(グランツ)のようなグレインフリーの商品がある一方、うまかや馬肉自然づくりは穀物を使用しています。
愛犬に穀物を避ける必要があるかどうかを考えたうえで選びましょう。
Q3.「無添加」と書いてあれば添加物が一切入っていないのですか?
必ずしもそうとは限りません。
「保存料不使用」「着色料不使用」「人工香料不使用」など、メーカーによって不使用としているものが異なります。また、総合栄養食の栄養基準を満たす目的でビタミンやミネラルなどが配合される場合があります。
無添加という言葉だけではなく、原材料表示を確認してください。
Q4.ドライフードとフレッシュフードはどちらを選べばよいですか?
保存性や日々の扱いやすさを重視する場合にはドライフードが便利です。一方、食材感のある食事を取り入れたい場合には冷凍フレッシュフードも選択肢になります。
どちらかが一律に優れているわけではないため、愛犬の好みと飼い主の生活スタイルを考えて選びましょう。
Q5.総合栄養食と一般食の違いは何ですか?
総合栄養食は、対象となる成長段階において、そのフードと水を基本として必要な栄養を満たせるよう設計されたペットフードです。
今回の比較では、モグワン、GRANDS(グランツ)、うまか、ペトコトフーズの対象商品は総合栄養食として案内されています。一方、馬肉自然づくりは公式サイトで一般食として案内されています。
毎日の主食として長期間利用するときは、この区分も確認しましょう。
Q6.ドッグフードは急に切り替えてもよいですか?
急激な変更によって便の状態などが変わる犬もいるため、一般的には現在のフードへ新しいフードを少量ずつ混ぜながら段階的に切り替えます。
ただし、切り替え方法は犬の体調や現在の食事によって異なります。体調に不安がある場合は獣医師へ相談してください。
Q7.食いつきがよいドッグフードを選ぶにはどうすればよいですか?
食の好みには個体差があるため、特定の商品ならすべての犬がよく食べるとはいえません。
肉や魚など主原料の種類、香り、粒の大きさ、食感などを確認し、愛犬がこれまで好んで食べていたものと比較すると選びやすくなります。
少量サイズなどが用意されている場合には、商品ごとの購入条件を確認して利用を検討するとよいでしょう。
まとめ|主原料・タイプ・栄養区分まで比較して愛犬に合うフードを選ぼう
今回比較した5製品は、いずれも原材料や製造方法などに独自の特徴がありますが、選ぶ基準はそれぞれ異なります。
モグワンは、チキンとサーモンを中心にしたグレインフリーのドライフードです。肉と魚の両方を取り入れたレシピや、全年齢対応の総合栄養食を探している場合に比較しやすいでしょう。
GRANDS(グランツ)は、グレインフリー設計に加えて、チキン&ダックやフィッシュ&サーモンなど複数の味から選べることが特徴です。AAFCOとFEDIAFの基準を満たしたレシピやフランスでの製造体制を確認して選びたい場合にも候補になります。
うまかは、九州産華味鳥を使用した国産の総合栄養食です。グレインフリーではありませんが、小麦グルテンフリーで、国産鶏肉を中心としたドライフードを探している場合に比較できます。
馬肉自然づくりは、馬肉と鶏肉を使用した国産ドライフードです。馬肉というタンパク源に注目して選びたい場合の候補になりますが、総合栄養食ではなく一般食であることは購入前に確認しておきたいポイントです。
ペトコトフーズは、チキン・ビーフ・ポーク・フィッシュなどから選べる冷凍フレッシュタイプの総合栄養食です。ドライフードとは異なる食感や食材感を取り入れたい場合に比較しやすいでしょう。グレインフリーかどうかはメニューによって異なります。
プレミアムドッグフードを選ぶときは、「有名だから」「無添加と書いてあるから」といった一つの情報だけではなく、主原料、穀物の有無、使用していない添加物、ドライ・フレッシュの違い、製造情報、総合栄養食か一般食かまで確認することが大切です。
また、食物アレルギーや持病がある場合、療法食を使用している場合には、一般的な比較記事だけでフードを変更せず、かかりつけの獣医師へ相談してください。
価格や販売条件は変更される場合があるため、最新の価格は公式サイトで確認してください。