法人携帯はどこで契約する?代理店とキャリア直販の違いを5サービスで比較


法人携帯の契約先を比較するイメージ

法人携帯を導入するときは、利用するキャリアや端末だけでなく、「どこを窓口として契約を進めるか」も確認しておきたいポイントです。

法人携帯の契約方法には、複数のキャリアを取り扱う代理店へ相談する方法と、通信キャリアの法人向け窓口から申し込む方法があります。

代理店経由の場合、契約の相手はキャリアであっても、契約前の提案や見積もり、導入時の手続き、契約後の問い合わせなどを代理店がサポートする場合があります。複数キャリアを取り扱う代理店なら、キャリアを決める前の段階から相談できることも特徴です。

一方、キャリア直販では、そのキャリアが提供する法人向け端末や通信サービスを検討できます。契約後の問い合わせ先と契約主体をそろえたい場合や、利用したいキャリアがすでに決まっている場合には検討しやすい方法です。

ただし、「代理店とキャリア直販のどちらが適しているか」は一律には決められません。

契約する台数、希望する機種、データ容量、通話方法、導入までの期間、端末管理の方法、オフィス設備を含めて相談したいかなどによって、確認すべきポイントは変わります。

この記事では、法人携帯ドットコム、OFFICE110、ソフトバンク法人向け、au法人向け、NTTドコモビジネスオンラインショップの5サービスを取り上げます。

「取り扱えるキャリアの数」「見積もり・導入までの進め方」「端末の選択肢」「契約台数」「導入後の窓口・管理」「携帯以外のオフィス・ICTサービス」という共通の観点から、それぞれの違いを確認していきます。

なお、法人向けの契約条件やプラン、端末、キャンペーンなどは申込時期や契約内容によって異なる場合があります。実際に契約する際は、見積もりや公式情報で適用条件を確認してください。

Table of Contents

法人携帯を相談できる5つの窓口

ここからは、代理店経由の窓口とキャリアの公式法人窓口を順に見ていきます。取り扱いキャリア、見積もりから導入までの流れ、端末の選択肢、導入後のサポートがそれぞれ異なります。記載している内容は各社の公式サイトで案内されているもので、最新の料金や適用条件は公式サイトで確認してください。

法人携帯ドットコム|1台から相談できる法人携帯の代理店サービス

法人携帯ドットコム

出典:法人携帯ドットコム公式サイト

法人携帯ドットコムは、株式会社ビジョンが運営する法人携帯サービスです。株式会社ビジョンは東京証券取引所プライム市場に上場しており、証券コードは9416です。

大手キャリアの法人向けプランを代理店として取り扱っているため、「法人携帯を導入したいものの、契約先のキャリアをまだ決めていない」という段階から検討できます。

また、1台から契約できると案内されているため、少数台から法人携帯を導入したい企業も候補にできます。

複数のキャリアを検討できる代理店型

法人携帯ドットコムの特徴は、キャリアそのものではなく、法人携帯を扱う代理店が相談窓口になることです。

キャリア直販の場合は基本的にそのキャリアのサービスを検討しますが、代理店型では取り扱い対象となる複数のキャリアを踏まえて相談できます。

法人携帯を初めて導入する場合、「どのキャリアにするか」より先に「自社の使い方に合った契約内容を考えたい」というケースもあります。

そのような場合には、代理店を窓口として相談する方法が選択肢になります。

なお、代理店経由で申し込む場合でも、契約の相手はキャリアとなり、代理店が提案や手続き、アフターフォローなどの窓口になることがあります。実際の契約関係や問い合わせ先については、申し込み前に確認しておくことが大切です。

1台から法人契約を検討できる

法人携帯ドットコムでは、1台から契約できると案内されています。

法人携帯というと多数の端末を一括導入するイメージがありますが、必要な台数は企業によって異なります。

例えば、小規模な法人が代表者や営業担当者用として導入する場合や、既存の端末とは別に特定の部署だけ業務用端末を用意する場合などは、少数台から検討することになります。

そのため、契約台数の下限は、法人携帯の契約先を比較するときに確認しておきたい項目です。

見積もりと納品までの目安が示されている

法人携帯ドットコムでは、見積もりは最短30分、納品は最短2日と案内されています。

ただし、実際に必要となる時間は、希望する機種、在庫状況、契約内容、審査や必要書類の準備状況などによって異なる可能性があります。

法人携帯の導入日が決まっている場合は、「最短」という表示だけで判断せず、自社が希望する機種と台数を伝えたうえで具体的な納期を確認するとよいでしょう。

特に、新拠点の開設や新入社員の入社などに合わせて端末を用意する場合には、利用開始希望日から逆算して相談することが重要です。

iPhone・Android・ガラケーを取り扱う

端末については、iPhone、Android、ガラケーを取り扱っています。

業務用端末を選ぶ際は、単純にスマートフォンの種類だけを見るのではなく、実際の業務内容に合わせることが重要です。

外出先で業務アプリやクラウドサービスを利用する社員にはスマートフォン、主に通話用途で使用する場合には業務内容に応じてケータイを検討するなど、利用者ごとに必要な機能を整理すると選びやすくなります。

希望する具体的な機種がある場合は、見積もりの段階で取り扱い状況や在庫について確認しておきましょう。

全国から相談できる

法人携帯ドットコムは全国対応です。

電話受付時間は平日9時から19時と案内されています。

本社だけでなく営業所や支店などでも法人携帯を利用する場合には、契約だけでなく、端末の受け取りや導入後の問い合わせをどのように行うのかも確認しておきたいところです。

複数拠点で導入する場合は、端末の配送方法や利用開始までの手順なども相談するとよいでしょう。

法人携帯に関する情報を確認しながら検討できる

法人携帯ドットコムでは、料金シミュレーション、導入事例、法人携帯の基礎を解説するお役立ち情報なども掲載しています。

法人契約では、個人向けの携帯電話契約とは必要書類や管理方法などが異なるため、初めて担当する場合は分からないことも少なくありません。

法人携帯について基礎情報を確認しながら相談を進めたい場合には、こうした情報も判断材料になります。

法人携帯ドットコムを検討するときのポイント

法人携帯ドットコムは、1台から契約でき、複数のキャリアを視野に入れて代理店へ相談したい場合に検討できるサービスです。

特に、利用するキャリアを最初から固定せず、台数や端末、利用方法などの条件を伝えて相談したい企業とは相性を確認しやすいでしょう。

一方で、契約前には、利用するキャリア、契約条件、利用期間に関する条件、端末代金の扱い、プランの適用条件、導入後の問い合わせ窓口などを確認する必要があります。

キャンペーンや特典が案内されている場合も、内容や期間が変更される可能性があるため、申し込み時点の適用条件と期限を確認してください。

OFFICE110|4キャリアを一括で見積もり・比較できる代理店サービス

OFFICE110

出典:OFFICE110公式サイト

OFFICE110の法人携帯は、株式会社ベルテクノスが運営しています。

SoftBank、au、NTT docomo、Y!mobileの主要4キャリアを取り扱い、一括で見積もり・比較できることが特徴です。

法人携帯だけでなく、ビジネスフォン、コピー機、クラウドPBX、情報セキュリティ、各種工事なども取り扱っています。

4キャリアを一括で検討できる

OFFICE110では、SoftBank、au、NTT docomo、Y!mobileの法人プランを一括で見積もり・比較できます。

キャリアを決める前に複数の選択肢を確認したい場合には、代理店型ならではの検討方法ができます。

ただし、同じ法人契約でも、契約条件や利用できるプランなどはキャリアや申込内容によって異なります。

比較するときはキャリア名だけを見るのではなく、必要なデータ容量、通話オプション、端末、契約期間などの条件をそろえて見積もりを取ることが重要です。

全国対応で訪問提案にも対応

OFFICE110は全国対応で、訪問提案を行っています。

オンラインや電話だけではなく、担当者と相談しながら導入内容を決めたい企業にとっては確認しておきたい特徴です。

特に、法人携帯以外の設備も含めて見直す場合は、現在のオフィス環境を踏まえた相談が必要になるケースがあります。

どの地域で訪問対応を受けられるか、どのような方法で打ち合わせを進めるかについては、相談時に確認するとよいでしょう。

最短即日の納品に対応

OFFICE110では、最短即日の納品に対応すると案内されています。

急いで業務用端末を準備したい場合には確認したいポイントですが、すべての契約で即日納品になるとは限りません。

端末の種類、在庫、契約台数、必要書類、審査などによって導入時期は変わる可能性があります。

希望する利用開始日がある場合は、具体的な条件を提示したうえで納品可能日を確認することが大切です。

導入後は専属担当者がサポート

OFFICE110では、導入後も専属担当者がサポートすると案内されています。

法人携帯は契約して終わりではありません。

端末の追加や変更、利用状況の変化、担当者の入退社などに伴い、契約後にも確認事項が発生する場合があります。

そのため、代理店を比較するときは、契約前の提案内容だけでなく、「導入後に誰へ相談するのか」という窓口も比較しておきましょう。

オフィス設備全般を相談できる

OFFICE110は、法人携帯以外にもビジネスフォン、コピー機、クラウドPBX、情報セキュリティ、各種工事などを取り扱っています。

法人携帯の導入と同時に、電話環境やオフィス設備についても相談したい場合には、この取り扱い範囲が比較ポイントになります。

一方、法人携帯だけを契約したい場合は、必要なサービスだけに条件を絞って見積もりを確認すると比較しやすくなります。

電話で相談できる時間帯を確認しやすい

営業時間は平日9時から21時で、電話受付は24時間と案内されています。

担当者との具体的な相談や手続きが可能な時間帯と、電話を受け付けている時間帯が同一とは限らないため、問い合わせ内容に応じて対応可能時間を確認するとよいでしょう。

OFFICE110を検討するときのポイント

OFFICE110は、4キャリアを一括で比較したい場合や、法人携帯とオフィス設備をまとめて相談したい場合に検討できる代理店サービスです。

比較の際には、希望する端末やデータ容量、通話オプションなどを同じ条件にしたうえで見積もりを確認しましょう。

また、契約期間に関する条件、途中解約時の扱い、端末代金の残債、プランやキャンペーンの適用条件についても契約前の確認が必要です。

ソフトバンク法人向け|キャリアの公式法人窓口から契約を検討

ソフトバンク法人向け

出典:ソフトバンク法人向け公式サイト

ソフトバンク法人向けは、ソフトバンク株式会社が提供する法人向けサービスです。

法人携帯・スマートフォンのサービスページが設けられており、キャリアの公式法人窓口として検討できます。

代理店型との大きな違いは、複数キャリアを横断して提案する窓口ではなく、SoftBankの法人向けサービスを直接検討する窓口であることです。

キャリア直販として検討できる

ソフトバンク法人向けは、キャリア自身が設けている法人向け窓口です。

すでにSoftBankを利用する方針が決まっている場合や、キャリアの法人向けサービスを直接確認しながら契約を検討したい場合には分かりやすい選択肢です。

一方、複数キャリアの条件を横断的に比べたい場合は、他キャリアからも同じ条件で見積もりや情報を集める必要があります。

契約主体と問い合わせ先をそろえやすい

キャリア直販では、契約後の問い合わせ先と契約主体が同じになります。

代理店型の場合は、契約そのものはキャリアと行いながら、相談や提案、アフターフォローの一部を代理店が担当することがあります。

どちらの形が適しているかは、社内の運用方針によって異なります。

「契約関係や問い合わせ経路をできるだけ直接確認したい」という場合には、キャリア直販を比較対象に含めるとよいでしょう。

SoftBankの法人向け端末・サービスを検討できる

法人向けの携帯電話やスマートフォンを検討できます。

端末選びでは、社員がどのような業務に利用するのかを先に整理しておくことが重要です。

電話が中心なのか、メールやチャット、クラウドサービス、オンライン会議などにも使用するのかによって、必要な端末や通信環境は変わります。

具体的な取り扱い機種や申込時点の提供条件については、契約前に確認してください。

複数キャリア比較は自社で条件をそろえる

キャリア直販を利用して複数キャリアを比較する場合には、それぞれの窓口で条件をそろえることが大切です。

例えば、一方では少ないデータ容量、もう一方では多いデータ容量で見積もってしまうと、契約先の違いを正確に比較しにくくなります。

台数、機種、データ容量、通話オプション、契約期間などをあらかじめ整理し、同じ条件を提示して比較しましょう。

契約後の運用まで確認して選ぶ

法人携帯では、導入後の端末管理も重要です。

社員の入退社に伴う利用者変更、端末の紛失、故障時の対応、セキュリティ対策など、継続的な管理が必要になります。

契約時には通信サービスだけでなく、端末管理の仕組みや問い合わせ方法についても確認しておくとよいでしょう。

ソフトバンク法人向けを検討するときのポイント

ソフトバンク法人向けは、SoftBankの法人サービスをキャリアの公式窓口から直接検討したい場合に候補となります。

代理店との比較では、キャリア数だけではなく、見積もりの取り方、導入時のサポート、契約後の問い合わせ経路、端末管理などを含めて確認することが重要です。

また、最低利用期間、途中解約時の扱い、端末代金の残債、プランの適用条件、キャンペーンの条件と期限についても、申し込み前に確認してください。

au法人向け|端末購入とレンタルを検討できるキャリア法人窓口

au法人向け

出典:au法人向け公式サイト

au法人向けは、KDDI株式会社が提供する法人向けサービスです。

法人向けモバイルのページが用意されており、iPhone、iPad、スマートフォン、ケータイ、モバイルルーター、タブレット、パソコンなどを取り扱っています。

また、購入だけでなくレンタルでの提供も可能です。

KDDIの法人向けサービスを直接検討できる

au法人向けは、キャリアであるKDDI株式会社の法人向け窓口です。

代理店を介して複数キャリアから選ぶ形とは異なり、auの法人向けサービスを直接検討します。

利用するキャリアとしてauを想定している企業は、契約条件だけでなく、端末や管理方法まで含めて確認できます。

幅広い種類のデバイスを扱う

iPhone、iPad、スマートフォン、ケータイ、モバイルルーター、タブレット、パソコンなどを扱っています。

SIM対応デバイスも多数用意されているため、スマートフォンだけに限定せず、業務環境に合わせた端末構成を検討できます。

例えば、外回りを行う社員と内勤担当者では必要なデバイスが異なる場合があります。

会社全体で同一端末に統一する方法だけでなく、部署や業務内容に合わせて必要な端末を整理することも検討できます。

購入だけでなくレンタルにも対応

au法人向けでは、機種を購入する方法に加えて、レンタルでの提供も可能です。

法人端末は導入時だけでなく、利用期間や入れ替え方法まで考えて選ぶ必要があります。

購入とレンタルでは契約条件や端末の扱いが異なるため、自社の運用方針に合わせて確認することが重要です。

特に一定期間の利用を想定している場合や、端末更新の方法をあらかじめ決めたい場合は、契約条件を比較しておきましょう。

My KDDI Bizで端末管理や請求処理ができる

au法人向けでは、「My KDDI Biz」を利用して、利用中の端末管理や請求処理を行えます。

法人携帯では、契約後に複数端末を管理する業務が発生します。

特に契約台数が増えると、利用者や請求などを個別に確認するより、管理の仕組みが用意されていることが重要になる場合があります。

そのため、導入時には端末や通信プランだけでなく、管理ツールについても確認しておくとよいでしょう。

導入事例や法人向け情報を確認できる

au法人向けでは、導入事例、セミナー、コラム、資料なども公開されています。

法人携帯を導入するときは、自社と近い業務環境でどのように利用されているかを確認することも検討材料になります。

特に多数の端末を導入する場合は、契約条件だけでなく、導入後の管理体制まで想定して検討することが重要です。

au法人向けを検討するときのポイント

au法人向けは、auの法人契約をキャリア窓口から直接検討したい場合や、スマートフォン以外のデバイスも含めて検討したい場合に候補となります。

購入とレンタルの選択肢や「My KDDI Biz」による管理について確認できる点も、比較項目になります。

契約前には、希望する端末の提供方法、最低利用期間、途中解約時の扱い、端末代金の残債、プランやキャンペーンの適用条件などを確認してください。

NTTドコモビジネスオンラインショップ|モバイルやICTサービスをオンラインで申し込める法人向け窓口

NTTドコモビジネスオンラインショップ

出典:NTTドコモビジネスオンラインショップ公式サイト

NTTドコモビジネスオンラインショップは、NTTドコモビジネスが提供する法人向けオンラインショップです。

NTTドコモビジネスは旧NTTコミュニケーションズで、2025年7月に現在の社名へ変更しています。

法人向けモバイルだけでなく、法人向けインターネットや業務効率化に関するICTサービスなどをオンラインで見積もり・申し込みできます。

オンラインで見積もり・申し込みを進められる

NTTドコモビジネスオンラインショップでは、法人向けサービスの見積もりや申し込みをオンラインで進められます。

会員登録を行い、カートから注文する形式です。

対面で担当者と相談しながら進める代理店型とは異なり、オンラインで商品やサービスを確認しながら手続きを進めたい企業にとって比較しやすい仕組みです。

法人向けモバイルをオンラインで検討できる

法人向けモバイルを取り扱っており、必要なサービスをオンライン上で検討できます。

キャリアや利用するサービスについて社内である程度条件が整理されている場合は、オンラインで手続きを進められることが利点になる場合があります。

一方、複数キャリアから提案を受けながら選びたい場合は、代理店型との違いを確認しておく必要があります。

機種は購入とレンタルから検討できる

機種については、購入だけでなくレンタルもあります。

端末をどのように調達するかは、法人携帯を比較する際の重要なポイントです。

購入・レンタルのどちらを選ぶ場合でも、利用期間、交換時の扱い、故障や紛失時の対応などを事前に確認しておくとよいでしょう。

カテゴリと課題からサービスを探せる

サービスは「カテゴリ」だけでなく「課題」から探すことができます。

法人向けICTサービスは種類が多いため、具体的なサービス名が決まっていない場合でも、「自社の何を改善したいのか」という観点から探せることは検討時の特徴になります。

携帯電話だけを単独で検討するのか、通信環境や業務効率化まで含めるのかを整理してから確認するとよいでしょう。

固定回線・FAX・音声・IoTなども扱う

法人向けモバイルのほか、固定回線、FAX、音声、IoTなどのサービスも同じ窓口で扱っています。

そのため、法人携帯だけではなく、社内の通信環境やICTサービスも含めて検討する場合に比較対象となります。

OFFICE110も携帯以外のオフィス関連サービスを扱っていますが、取り扱うサービスの内容や契約方法は異なります。

「携帯以外も相談できるか」という項目だけで判断するのではなく、自社が必要としているサービスが対象になっているかを確認しましょう。

NTTドコモビジネスオンラインショップを検討するときのポイント

NTTドコモビジネスオンラインショップは、法人向けモバイルやICTサービスをオンラインで確認し、見積もりや申し込みを進めたい場合に候補となります。

会員登録後にカートから注文する形式であるため、担当者による訪問提案を受ける代理店型とは契約までの進め方が異なります。

購入とレンタルの違い、利用期間に関する条件、途中解約時の扱い、端末代金の残債、サービスの適用条件などを確認したうえで検討してください。

法人携帯5サービスの比較表

ここまで紹介した5サービスについて、今回の主要な比較軸を整理します。

サービス契約窓口のタイプ取り扱い・比較できるキャリア見積もり・導入端末・デバイス契約台数導入後・管理携帯以外の相談
法人携帯ドットコム代理店大手キャリアの法人向けプランを取り扱う見積もり最短30分、納品最短2日と案内iPhone・Android・ガラケー1台から契約可能代理店が窓口となる場合があるため契約時に確認法人携帯を中心に相談
OFFICE110代理店SoftBank・au・NTT docomo・Y!mobileの4キャリアを一括比較全国対応・訪問提案、最短即日の納品に対応法人携帯を取り扱う契約条件を確認専属担当者がサポートビジネスフォン・コピー機・クラウドPBX・情報セキュリティ・各種工事など
ソフトバンク法人向けキャリア直販SoftBankキャリアの法人窓口で確認法人携帯・スマートフォン契約条件を確認契約主体と問い合わせ先が同じSoftBankの法人向けサービスを検討
au法人向けキャリア直販auキャリアの法人窓口で確認iPhone・iPad・スマートフォン・ケータイ・モバイルルーター・タブレット・パソコンなど契約条件を確認My KDDI Bizで端末管理・請求処理KDDIの法人向けサービスを検討
NTTドコモビジネスオンラインショップオンラインの法人向け窓口取り扱い対象の法人向けモバイルを検討オンラインで見積もり・申し込み購入・レンタルに対応する機種あり契約条件を確認オンラインでサービスを利用インターネット・固定回線・FAX・音声・IoTなど

※「最短」と記載された導入期間は、すべての申し込みで同じ期間になることを示すものではありません。端末、在庫、契約内容、審査、必要書類などによって異なる場合があります。

この比較から分かるように、代理店とキャリア直販では、単に契約できる携帯電話が違うだけではありません。

複数キャリアをまとめて比較したいのか、特定キャリアと直接契約を進めたいのか、オンラインで手続きを進めたいのか、携帯以外の設備まで相談したいのかによって、検討する窓口が変わります。

法人携帯は代理店経由とキャリア直販で何が違う?

法人携帯の契約先を選ぶときに理解しておきたいのが、「代理店から申し込むこと」と「キャリアの法人窓口から申し込むこと」の違いです。

代理店経由でも契約の相手はキャリア

代理店を利用する場合、代理店そのものが通信キャリアになるわけではありません。

契約の相手はキャリアですが、代理店が契約前の相談、提案、見積もり、手続き、導入支援、アフターフォローなどの窓口になることがあります。

そのため、「誰と契約するのか」と「普段どこへ相談するのか」を分けて考えることが重要です。

実際の対応範囲は代理店や契約内容によって異なるため、契約前に確認してください。

複数キャリアを比べたいなら代理店型を確認

複数キャリアを取り扱う代理店では、キャリアを決める前に相談できます。

例えば、法人携帯ドットコムでは大手キャリアの法人向けプランを取り扱い、OFFICE110では4キャリアを一括で見積もり・比較できます。

「どのキャリアと契約するか決めていない」という企業にとっては、この違いが比較ポイントになります。

ただし、代理店ごとに取り扱い範囲や提案内容は異なります。

利用キャリアが決まっているなら直販も比較

利用するキャリアが決まっている場合は、そのキャリアの法人窓口から直接契約する方法も比較できます。

今回取り上げたソフトバンク法人向けとau法人向けは、それぞれキャリアの法人窓口です。

キャリア直販では、そのキャリアのサービスや端末を直接確認でき、契約主体と契約後の問い合わせ先をそろえられます。

「代理店だから良い」「直販だから良い」とは限らない

代理店とキャリア直販には、それぞれ異なる特徴があります。

複数キャリアを比較したい企業と、利用キャリアが決まっている企業では、適した窓口が異なる可能性があります。

また、少数台を導入する企業と多数の端末を管理する企業でも、重視する項目は変わります。

契約方法だけで優劣を決めず、自社が必要とする条件に合わせて比較することが重要です。

法人契約と個人契約の違いも確認しておく

法人携帯を初めて導入する場合には、個人契約との違いも理解しておきましょう。

具体的な手続きや必要書類は契約先によって異なりますが、法人契約では会社として端末と回線を管理することになります。

契約名義が異なる

個人契約では原則として個人が契約者になりますが、法人契約では法人名義で契約します。

会社が業務用端末を一括して管理したい場合には、この契約名義の違いが重要になります。

必要書類が異なる

法人契約では、法人であることを確認するための書類や、申し込みを担当する人に関する書類などが必要になる場合があります。

必要書類はキャリアや契約内容によって異なるため、申し込み前に確認しましょう。

導入を急いでいる場合は、端末の在庫だけではなく、必要書類をいつまでに用意できるかもスケジュールに影響します。

支払方法を会社単位で考える必要がある

法人契約では、通信費や端末に関する支払いを会社として管理します。

利用できる支払方法や請求方法は契約内容によって異なるため、経理部門の運用も踏まえて確認する必要があります。

複数回線を契約する場合は、請求情報をどのように管理できるかも比較項目になります。

端末を会社として管理できる

業務用端末を法人契約にする目的の一つが、会社として利用状況や端末を管理しやすくすることです。

社員ごとに個人契約した端末を業務利用する方法とは異なり、会社側で利用ルールを定めて運用できます。

契約台数が増えるほど、端末管理の仕組みも重要になります。

経費処理を考慮して契約する

法人契約では、会社が業務に利用する通信サービスとして支払いや請求を管理することになります。

具体的な会計・税務上の処理については契約内容や会社の状況によって異なるため、必要に応じて社内の経理担当者や税理士などへ確認してください。

法人携帯の契約先を選ぶ6つのポイント

5サービスを比較するときは、サービス名だけを見るのではなく、同じ基準で条件を確認することが重要です。

取り扱えるキャリア数を確認する

まだ利用キャリアを決めていない場合は、何社のキャリアを比較できるかを確認しましょう。

複数キャリアを取り扱う代理店であれば、一つの窓口から複数の候補を検討できる場合があります。

一方、キャリア直販では、そのキャリアを利用することを前提に具体的なサービスを検討できます。

「キャリア選びから相談したいのか」「利用キャリアは決まっているのか」を最初に整理すると選びやすくなります。

見積もりから導入までの流れを確認する

法人携帯が必要になる時期が決まっている場合は、導入スピードも確認します。

ただし、「最短」の日数だけで比較するのは避けましょう。

希望する端末の在庫や契約台数、審査、必要書類などによって実際の導入日は変わる可能性があります。

「○日までに利用を開始したい」と具体的な希望日を伝え、対応可能か確認する方法が適しています。

選べる端末を確認する

法人携帯で利用する端末は、社員の業務内容に合わせて選びます。

スマートフォンを中心に考える場合でも、iPhoneとAndroidのどちらが社内システムに適しているか確認する必要があります。

また、通話中心で使用する場合、タブレットやモバイルルーターも必要な場合など、企業によって必要なデバイスは異なります。

購入だけでなくレンタルを選択できるサービスもあるため、端末の調達方法も比較しましょう。

契約台数の下限を確認する

少数台から法人携帯を導入したい企業にとっては、最低契約台数が重要です。

法人携帯ドットコムでは1台から契約できると案内されています。

その他のサービスについても、希望する台数で契約できるかを事前に確認する必要があります。

反対に、多数の端末を導入する企業は、契約可能台数だけでなく、導入後の管理方法や追加・変更時の手続きも確認しましょう。

導入後の窓口と管理方法を確認する

法人携帯は長期間運用する可能性があるため、導入後のサポートも重要です。

代理店の場合は担当者が窓口になるケースがあり、キャリア直販の場合はキャリアの窓口へ直接問い合わせる形になります。

また、端末管理や請求処理を行うための管理ツールが用意されているサービスもあります。

「契約時に便利か」だけではなく、「契約後に管理しやすいか」という視点でも比較しましょう。

携帯以外のオフィス設備やICTも相談するか考える

法人携帯と同時に、電話環境やインターネット、セキュリティなどを見直す企業もあります。

OFFICE110ではビジネスフォン、コピー機、クラウドPBX、情報セキュリティ、各種工事などを取り扱っています。

NTTドコモビジネスオンラインショップでは、インターネット、固定回線、FAX、音声、IoTなども取り扱っています。

法人携帯だけを導入したいのか、オフィス環境全体を検討したいのかによって、相談先の選び方が変わります。

少数台と多数台では法人携帯の選び方が変わる

法人携帯は、契約台数によって重視するポイントが変わります。

少数台なら契約下限と手続きの進めやすさを確認

数台程度から導入したい企業では、まず希望台数で法人契約が可能か確認する必要があります。

法人携帯ドットコムは1台から契約できると案内されているため、少数台から検討する際の候補になります。

そのほかのサービスを検討する場合も、希望台数を伝えたうえで契約条件を確認してください。

少数台であっても、法人名義で契約する以上、必要書類や社内での利用ルールを整理しておく必要があります。

多数台なら端末管理と導入後の運用を重視

契約台数が多くなるほど、端末そのものだけでなく管理方法が重要になります。

誰がどの端末を使用しているのか、紛失した場合にどう対応するのか、社員が退職した場合に端末をどう回収・再設定するのかなど、運用ルールを決めておく必要があります。

請求処理や端末管理を行う仕組みについても確認しておきましょう。

拠点が複数ある場合は導入方法も確認

本社だけでなく支店や営業所へ端末を配布する場合は、納品方法や初期設定、導入後のサポート方法も重要になります。

全国対応のサービスであっても、具体的な対応方法はサービスや契約内容によって異なります。

複数拠点で利用する予定があることを最初に伝え、導入方法を確認しましょう。

法人携帯の見積もりは「同じ条件」で比較する

複数のサービスから見積もりを取る場合に注意したいのが、比較条件をそろえることです。

条件が異なる見積もりを並べても、契約先による違いを判断しにくくなります。

台数をそろえる

まず、見積もりを依頼する回線数を統一します。

将来的に増員予定がある場合は、現在必要な台数と追加予定の台数を分けて伝えるとよいでしょう。

機種をそろえる

可能であれば、比較する機種も同じ条件にします。

同じ機種を取り扱っていない場合は、必要な性能やOSなどの条件を決めて、近い条件の端末を提案してもらう方法があります。

データ容量をそろえる

業務で必要なデータ容量を想定し、同程度の条件で比較します。

外出先でクラウドサービスやオンライン会議を頻繁に利用する社員と、通話を中心に使用する社員では必要な条件が異なります。

部署ごとに使い方が違う場合は、利用パターンを分けて相談すると比較しやすくなります。

通話オプションをそろえる

電話を多く利用する企業では、通話に関する条件も統一して比較します。

営業職など社外への電話が多い社員と、社内連絡が中心の社員では利用状況が異なる可能性があります。

実際の利用方法を整理してから見積もりを依頼しましょう。

契約期間をそろえる

契約期間に関する条件も比較に影響します。

見積もり時には、最低利用期間の有無や契約期間に関する条件を確認し、可能な限り同じ前提で比較してください。

単に提示された条件だけを見るのではなく、「どのような契約条件を前提とした見積もりなのか」を確認することが重要です。

契約前に確認したい注意点

法人携帯は、導入時の条件だけで決めるのではなく、契約期間中や解約時の扱いまで確認しておく必要があります。

最低利用期間

最低利用期間が設定されているかを確認します。

設定されている場合は、期間だけではなく、その期間中に契約内容を変更した場合の扱いについても確認しておきましょう。

途中解約時の扱い

事業環境の変化や社員数の増減によって、契約回線数を変更する可能性があります。

途中で回線を解約した場合にどのような扱いになるのか、契約前に確認してください。

端末代金の残債

端末を分割で購入する契約などでは、通信契約を変更・解約した後にも端末に関する支払いが残る場合があります。

端末の購入方法と通信契約を分けて確認しておくことが重要です。

レンタルを利用する場合は、返却条件などについても確認しましょう。

プランの適用条件

法人向けプランには、それぞれ適用条件が設定されている場合があります。

契約台数、利用サービス、契約方法などによって条件が異なる可能性があるため、見積もりで提示された内容が自社の契約にどのように適用されるのか確認してください。

キャンペーンの適用条件と期限

法人携帯では、時期によってキャンペーンや特典が案内される場合があります。

内容や実施期間は変更される可能性があるため、具体的な特典だけを理由に契約先を決めるのではなく、適用条件と期限を申し込み時点で確認することが重要です。

また、契約後も継続する通常の条件と、期間限定のキャンペーン条件を区別して比較しましょう。

業務用スマホはMDM・紛失対策・セキュリティも検討する

法人携帯をスマートフォンとして導入する場合、通信契約だけでなく端末管理とセキュリティについても検討する必要があります。

MDMによる端末管理

MDMは、業務用のスマートフォンやタブレットなどを組織として管理するための仕組みです。

契約台数が増える場合は、個々の社員に管理を任せるのではなく、会社として端末を管理できる体制を検討することが重要になります。

利用できる管理機能やサービスは契約先などによって異なるため、導入時に確認しましょう。

紛失した場合の対応を決めておく

業務用スマートフォンを社外へ持ち出す場合、紛失への備えが必要です。

紛失したことが分かった場合に誰へ連絡するのか、回線の利用停止や端末への対応をどのように行うのかなど、社内ルールを決めておきましょう。

契約先の問い合わせ窓口もあらかじめ確認しておくと、緊急時に対応しやすくなります。

セキュリティルールを整備する

スマートフォンには、連絡先だけでなく、メール、チャット、クラウドサービスなどを通じて業務情報へアクセスできる場合があります。

そのため、画面ロック、アプリの利用ルール、OSアップデートなど、会社として必要なセキュリティ対策を検討する必要があります。

情報セキュリティについて相談できるサービスを利用する方法もあります。

退職・異動時の運用を決める

社員の退職や異動があったときの端末回収、データの取り扱い、次の利用者への引き継ぎ方法なども決めておきましょう。

法人携帯は「契約時」だけではなく、端末の利用開始から返却・再利用までを一つの運用として考えることが重要です。

法人携帯に関するFAQ

法人携帯は1台だけでも契約できますか?

サービスによって契約条件が異なります。

今回比較したサービスでは、法人携帯ドットコムが1台から契約できると案内しています。

そのほかのサービスについては、希望する台数や契約内容を伝え、申込時点の条件を確認してください。

代理店から申し込むと代理店との通信契約になりますか?

代理店経由の場合でも、契約の相手はキャリアです。

ただし、代理店が契約前の提案や見積もり、手続き、導入後のサポートなどの窓口になることがあります。

どこまで代理店が対応するかはサービスや契約内容によって異なるため、契約前に確認しましょう。

代理店とキャリア直販はどちらを選べばよいですか?

一律にどちらが適しているとはいえません。

複数キャリアをまとめて比較したい場合は代理店型、利用したいキャリアが決まっており、そのキャリアの法人窓口と直接やり取りしたい場合はキャリア直販を検討する方法があります。

実際には、契約台数、端末、導入時期、管理方法、サポートなども含めて判断してください。

法人携帯の見積もりでは何を伝えればよいですか?

少なくとも、必要な台数、希望する機種、データ容量、通話オプション、想定する契約期間を整理しておくと比較しやすくなります。

複数社から見積もりを取る場合は、できるだけ同じ条件を提示することが重要です。

利用開始希望日や利用する拠点、将来の増員予定などが決まっている場合は、それらも伝えておくとよいでしょう。

法人契約と個人契約は何が違いますか?

主な違いとして、契約名義、必要書類、支払方法、端末管理、経費処理などが挙げられます。

具体的な手続きや条件は契約先によって異なるため、申し込み前に確認してください。

契約前に確認しておくべき条件はありますか?

最低利用期間、途中解約時の扱い、端末代金の残債、プランの適用条件、キャンペーンの適用条件と期限などを確認しておきましょう。

端末をレンタルする場合には、利用期間や返却時の条件なども確認する必要があります。

法人携帯にもセキュリティ対策は必要ですか?

業務用スマートフォンから会社の情報へアクセスする場合には、端末管理やセキュリティについて検討することが重要です。

MDM、紛失時の対応、端末の利用ルール、退職・異動時の端末回収などを契約時から考えておくと、導入後の管理体制を整えやすくなります。

まとめ

法人携帯を選ぶときは、キャリアや端末だけでなく、「どこを窓口として契約を進めるか」という視点で比較することが重要です。

法人携帯ドットコムやOFFICE110のような代理店型では、複数のキャリアを視野に入れて相談できます。代理店経由の場合、契約の相手はキャリアですが、提案や見積もり、導入支援、アフターフォローなどを代理店が担当することがあります。

一方、ソフトバンク法人向けやau法人向けのようなキャリア直販では、利用するキャリアを決めたうえで、そのキャリアの法人向けサービスを直接検討できます。

NTTドコモビジネスオンラインショップでは、法人向けモバイルやICTサービスについて、オンラインで見積もりや申し込みを進めることができます。

今回最初に紹介した法人携帯ドットコムは、大手キャリアの法人向けプランを代理店として取り扱い、1台から契約できるサービスです。見積もりは最短30分、納品は最短2日と案内されており、iPhone、Android、ガラケーを取り扱っています。

少数台から法人携帯を検討したい場合や、利用キャリアを決める前に代理店へ相談したい場合には、比較候補の一つとして条件を確認できます。

ただし、法人携帯の契約条件は、台数、機種、データ容量、通話オプション、契約期間などによって異なります。複数の契約先を比較するときは、これらの条件をそろえて見積もりを取ることが重要です。

また、契約前には最低利用期間、途中解約時の扱い、端末代金の残債、プランの適用条件、キャンペーンの適用条件と期限を確認してください。

多数の端末を利用する企業では、MDMなどによる端末管理、紛失時の対応、セキュリティ、社員の退職・異動時の運用も含めて検討する必要があります。

「代理店経由か、キャリア直販か」だけで一律に判断するのではなく、取り扱いキャリア、導入方法、端末、契約台数、導入後の窓口、管理方法、携帯以外に相談したいサービスなどを同じ基準で整理し、自社の利用方法に合う契約先を比較してください。


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