子ども・シニアの見守りで選ぶスマホ5サービスを比較|回線の形と見守り機能の違い


スマートフォンと子ども向け携帯電話、地図ピンのイラスト

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子どもやシニアの見守りを重視するなら「見守りのしくみ」と「契約先」を確認

子どもに初めてスマートフォンや携帯電話を持たせるときや、離れて暮らすシニア世代の家族に端末を用意するときは、通話やインターネットが利用できるかだけでなく、「どのような見守り機能があるのか」まで確認しておきたいところです。

ただし、見守りを重視したサービスには、それぞれ異なる考え方があります。一般的なスマートフォンに見守り機能を組み合わせるサービスもあれば、子ども向けに設計された専用端末を利用するサービスもあります。

さらに、通信サービスの契約先にも違いがあります。大手キャリアが自社の通信サービスとして提供するものと、大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供するMVNOでは、申し込み方法や問い合わせ窓口、店頭サポートの体制などが異なる場合があります。

この記事では、トーンモバイル、Hamic(ハミック)、mineo(マイネオ)、イオンモバイル、ドコモ キッズケータイを、「見守りのしくみと、どこと契約するか」という観点から比較します。

主に確認したいポイントは、回線の形、使える端末、見守り機能、保護者側の操作方法、申し込み・サポート窓口です。

なお、料金についてはプランやオプション、契約条件などによって変わるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。

子どもが利用する場合はフィルタリングも確認する

子ども向けのスマートフォンを選ぶ際は、位置情報だけでなく、インターネット利用に関するフィルタリングについても確認が必要です。

携帯電話事業者には、青少年が利用する携帯電話回線について、法律に基づきフィルタリングサービスを提供することなどが求められています。実際の利用条件や設定方法は事業者や端末によって異なるため、子どもが利用することを申し込み時に伝え、必要なフィルタリングが設定されているか確認しましょう。

また、フィルタリングを設定しただけで家庭での確認が不要になるわけではありません。利用するアプリ、インターネットを使う時間、知らない人との連絡、課金などについて、家庭内でもルールを決めておくことが大切です。

見守り機能だけに頼らないことも大切

位置情報や通知などの見守り機能は便利ですが、常に想定どおり動作するとは限りません。

電波状況、位置情報を取得する環境、端末の電池残量、各種設定、本人による端末操作などによって、位置情報を取得できなかったり、通知が遅れたりする場合があります。

そのため、見守り機能を過信せず、「帰宅したら連絡する」「外出先を家族に伝える」といった家庭内のルールと組み合わせて利用するとよいでしょう。

トーンモバイル|スマホと見守り機能を組み合わせやすい

トーンモバイル

出典:トーンモバイル公式サイト

運営会社

トーンモバイルを運営しているのは、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットです。

子どもだけを対象とした携帯電話ではなく、子どもからシニアまで家族で利用することを想定したスマートフォンサービスとして展開されています。

一般的なスマートフォンとして利用しながら、家族向けの見守り機能を組み合わせられることが特徴です。

回線の形

トーンモバイルはMVNOです。大手キャリアそのものと回線契約を結ぶ形ではなく、トーンモバイルを提供する事業者と契約します。

そのため、通信回線として大手キャリアのネットワークを利用していても、契約内容やトーンモバイル独自サービスについての問い合わせ先は、原則としてトーンモバイル側になります。

MVNOを検討するときは、「どの通信網を使っているか」と「実際の契約先はどこか」を分けて考えると理解しやすくなります。

使える端末

トーンモバイルは、対応するAndroidスマートフォンやiPhoneなど、自分で用意した端末で利用できる仕組みがあります。

そのため、子ども専用携帯のように端末の選択肢が限定されるサービスとは性格が異なります。

ただし、すべてのスマートフォンで同じように利用できるわけではありません。動作確認済み端末を確認する必要があるほか、AndroidとiPhoneでは利用できる見守り機能に違いがあります。

手持ちのスマートフォンを活用したい場合は、契約前に端末の対応状況まで確認しましょう。

見守り機能

家族向けの「TONEファミリー」では、位置情報の確認、指定した場所への到着・移動に関連する通知、スマートフォンやアプリの利用制限、Webフィルタリングなど、複数の見守り機能が用意されています。

機能によってはAndroidとiPhoneで対応状況が異なります。例えば、端末そのものの利用時間を制限する機能や一部アプリに関する制限などは、OSによって利用できる範囲が変わります。

「位置情報が分かればよい」のか、「アプリの利用時間まで管理したい」のかを整理してから、必要な機能が利用予定端末に対応しているか確認することが重要です。

保護者側の操作

保護者側では、家族向けアプリなどを通じて見守り対象者の位置情報や端末の利用状況を確認できます。

保護者自身がトーンモバイル以外のスマートフォンを利用している場合でも利用できる仕組みが用意されているため、家族全員の通信会社をそろえることだけを前提に考える必要はありません。

Androidでは、離れた家族が端末操作を支援するための機能も用意されており、シニア世代のスマートフォン利用を家族が補助したい場合にも確認しておきたいポイントです。

申し込みとサポート

オンラインでの申し込みに加えて、対応店舗で契約できる仕組みがあります。

スマートフォンの設定を自分で進めることに不安がある場合は、利用できる店舗やサポート内容を契約前に確認するとよいでしょう。

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

こんな人に向いている

専用の子ども向け携帯ではなく、一般的なスマートフォンを使わせながら、位置情報やアプリ利用などを家族側で確認・管理したい場合に比較しやすいサービスです。

また、子どもの見守りだけでなく、シニア世代のスマートフォン利用を家族がサポートすることも含めて検討したい家庭では、対応端末と利用できる家族向け機能を確認してみるとよいでしょう。

Hamic(ハミック)|子ども向け専用端末とアプリを中心に見守る

Hamic(ハミック)

出典:Hamic(ハミック)公式サイト

運営会社

Hamic(ハミック)を運営しているのはHamee株式会社です。

一般的な通信サービスを中心に選ぶというより、子どもが使うことを想定した端末と、保護者が利用するアプリを組み合わせて考えたい場合に比較しやすいサービスです。

回線の形

Hamicは、今回比較するMVNO各社や大手キャリアのキッズケータイとはサービスの成り立ちが異なり、子ども向けの専用端末と見守りサービスを中心に構成されています。

そのため、「大手キャリアかMVNOか」だけで選ぶのではなく、端末・通信・見守り機能を一体として確認することがポイントです。

契約時には、現在提供されている端末、通信サービスの提供条件、問い合わせ先をまとめて確認しておきましょう。

使える端末

Hamicでは、Hamic MIELS nicoなど、子ども向けに設計された専用端末が用意されています。

手持ちのスマートフォンにSIMを入れて使うことを中心とするMVNOとは異なり、端末そのものを含めて子ども向けの利用環境を整えたい場合に比較しやすい形です。

一方で、手持ちのスマートフォンをそのまま使いたい家庭では、対応端末を自由に選べるサービスとの違いを確認する必要があります。

見守り機能

位置情報の確認に加えて、登録した場所への到着を知らせるジオフェンス、位置情報送信ビーコン、防犯ブザー作動時の位置情報送信などが用意されています。

また、Google Family Linkを利用して、アプリのインストールや利用時間、コンテンツの閲覧などを保護者側で管理できます。

Hamicアプリを利用したメッセージ機能もあり、子どもの連絡手段と見守りを組み合わせて考えられる点も特徴です。

ただし、位置情報や通知は利用環境によって取得状況が変わる可能性があります。

保護者側の操作

保護者はHamicアプリやGoogle Family Linkなどを使い分けながら管理します。

Hamicアプリは連絡やHamic独自の見守りに、Google Family Linkはアプリやコンテンツ、利用時間などの管理に関係するため、どの設定をどのアプリで行うのかを最初に整理しておくと使いやすくなります。

子どもの成長に応じて利用できるアプリを増やしていきたい場合にも、保護者が許可しながら管理する方法を検討できます。

申し込みとサポート

Hamicはオンラインで端末やサービスの情報を確認しながら申し込む形が中心となります。

全国の大手キャリアショップやイオンモバイルのような店舗網を前提に選ぶサービスとは、サポートの受け方が異なります。

対面で設定を相談したい場合は、申し込み前に利用できるサポート窓口や問い合わせ方法を確認しておくとよいでしょう。

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

こんな人に向いている

一般的なスマートフォンをそのまま渡すのではなく、子ども向けに設計された端末からスマートフォン利用を始めたい場合に比較しやすいサービスです。

位置情報だけでなく、アプリの利用や親子間の連絡方法も含めて管理方法を考えたい家庭では、Hamic独自機能とGoogle Family Linkの役割を確認して検討するとよいでしょう。

mineo(マイネオ)|端末の自由度とフィルタリングを組み合わせる

mineo(マイネオ)

出典:mineo(マイネオ)公式サイト

運営会社

mineo(マイネオ)を運営しているのは株式会社オプテージです。

MVNOとして通信サービスを提供しており、子ども専用携帯ではなく、一般的なスマートフォンを家族の用途に合わせて利用する形が基本です。

回線の形

mineoはMVNOで、大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しています。

実際の契約先はmineoであるため、契約内容やmineoのサービスに関する問い合わせはmineo側の窓口を利用します。

大手キャリアの回線を利用することと、大手キャリアと直接契約することは同じではないため、問い合わせ窓口まで含めて比較しましょう。

使える端末

対応しているスマートフォンを自分で用意する方法と、mineoで取り扱う端末から選ぶ方法があります。

専用の子ども向け端末だけを使う仕組みではないため、スマートフォンの機種を選びたい家庭にとって比較しやすい構成です。

一方、利用予定の端末によって対応する通信方式や機能が異なる場合があります。手持ち端末を使う場合は、動作確認状況を事前に確認することが重要です。

見守り機能

子どもの利用では「安心フィルタリング」を利用することで、Webページやアプリの制限、端末の利用時間に関する管理、位置情報や通話履歴の確認などができます。

ただし、iPhoneでは利用できない機能があるため、Androidと同一の管理ができるとは限りません。

なお、mineoで以前提供されていた「ジュニアパック」「シニアパック」は提供を終了しています。現在利用できる見守り・フィルタリング・サポート関連サービスは、申し込み時点の公式情報を基準に確認してください。

保護者側の操作

フィルタリングサービスの管理機能を利用して、離れた場所から子どものスマートフォン利用を確認・設定できる仕組みがあります。

一般的なスマートフォンをベースにするため、端末側のOSが備えるファミリー向け管理機能と組み合わせることも選択肢になります。

どの機能をmineoのサービスで管理し、どの機能を端末側で設定するのか整理しておくとよいでしょう。

申し込みとサポート

mineoはオンライン申し込みだけでなく、mineoショップ、mineoスポット、サポート店などの店舗があります。

店舗によって、新規申し込み、端末受け取り、初期設定など対応できる内容が異なります。

シニア世代が利用する端末を家族と一緒に準備する場合など、店頭で初期設定を相談したいときは、近くの店舗が希望する手続きに対応しているか確認してから来店するとよいでしょう。

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

こんな人に向いている

子ども専用端末に限定せず、一般的なスマートフォンを選びながらフィルタリングを組み合わせたい家庭に適した比較対象です。

シニア向けについても、専用端末による見守りというより、通常のスマートフォンとサポート環境を組み合わせて検討したい場合に、端末の対応状況や店舗サポートを確認するとよいでしょう。

イオンモバイル|店舗で相談しながらスマホを選びやすい

イオンモバイル

出典:イオンモバイル公式サイト

運営会社

イオンモバイルを運営しているのはイオンリテール株式会社です。

MVNOとして通信サービスを提供しながら、全国の対応するイオン店舗で申し込みや相談ができる点が特徴です。

オンラインだけで契約を完結することに不安がある場合は、店舗で相談できるかどうかも比較材料になります。

回線の形

イオンモバイルはMVNOです。

大手キャリアのネットワークを利用しますが、契約先はイオンモバイルとなります。そのため、契約内容やイオンモバイルが提供するサービスについては、イオンモバイルの窓口に問い合わせることになります。

通信網と契約先を分けて確認するという点は、トーンモバイルやmineoと共通しています。

使える端末

イオンモバイルで販売されているスマートフォンを選ぶほか、対応する手持ち端末を利用する方法もあります。

子ども専用端末に限定されないため、家族の使い方に合わせてスマートフォンを選択できます。

手持ち端末を利用する場合には、契約前に動作確認状況や必要な設定を確認しておきましょう。

見守り機能

子どもの利用については、フィルタリングサービスを組み合わせてインターネット利用を管理する方法があります。

フィルタリングでは、有害情報へのアクセスを制限するための仕組みなどが提供されていますが、対応範囲は利用するサービス、OS、端末、アプリの設定状況によって異なります。

位置情報を中心とした専用見守り端末とは考え方が異なるため、「Web利用を管理したいのか」「位置情報を継続的に確認したいのか」など、必要な機能を先に整理すると比較しやすくなります。

保護者側の操作

フィルタリングサービスでは、専用アプリなどを端末に設定して利用します。

端末やサービスによっては、子ども側の操作によってアプリの削除や機能停止を完全には防げない場合があるため、設定後も正常に動作しているか定期的に確認することが大切です。

スマートフォン側に用意されたペアレンタルコントロール機能を併用する場合も、それぞれの役割を確認して設定しましょう。

申し込みとサポート

イオンモバイルは、対応するイオン店舗で相談できることが大きな比較ポイントです。

オンラインで手続きを進める方法のほか、店舗で相談できるため、スマートフォンの契約に慣れていない人や、家族と一緒に説明を聞きながら決めたいシニア世代にも検討しやすい形です。

ただし、すべてのイオン店舗で同じ手続きやサポートが受けられるとは限りません。来店前に対応店舗と受付内容を確認しましょう。

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

こんな人に向いている

一般的なスマートフォンを使いつつ、子ども向けのフィルタリングを設定したい家庭や、申し込み・設定について実店舗で相談できる環境を重視する人に比較しやすいサービスです。

特にシニア世代では、機能だけでなく「困ったときにどこへ相談するか」も重要になるため、生活圏内の店舗でどのようなサポートを受けられるか確認しておくとよいでしょう。

ドコモ キッズケータイ|子ども向け専用端末とキャリアサービスを組み合わせる

ドコモ キッズケータイ

出典:ドコモ キッズケータイ公式サイト

運営会社

ドコモ キッズケータイを提供しているのは株式会社NTTドコモです。

今回比較するサービスの中では、大手キャリアが自社サービスとして提供する子ども向け携帯電話という位置づけになります。

一般的なスマートフォンを子ども向けに設定する方法とは異なり、端末そのものが子どもの利用を想定して設計されています。

回線の形

ドコモ キッズケータイは、NTTドコモが自社の通信サービスとして提供します。

MVNOのように「利用する通信網の会社」と「契約する通信会社」が分かれる形ではなく、ドコモとの契約を基本として考えます。

申し込みや契約に関する相談では、ドコモのオンライン窓口や対応店舗などを利用できます。

使える端末

基本的には、ドコモが対応対象としているキッズケータイを利用します。

一般的なスマートフォンにSIMを入れて同じキッズケータイとして使う仕組みではないため、端末の選択自由度よりも、子ども向けに機能が整理された専用端末を選びたい場合に比較しやすいサービスです。

Webブラウザや一般的なスマートフォンアプリを自由に利用することを前提としない端末もあり、スマートフォンとは利用できる機能の範囲が異なります。

見守り機能

対応するキッズケータイでは、「イマドコサーチ」を利用して保護者側から居場所を確認できます。

対応端末や設定によっては、位置情報だけでなく移動の状況や端末の電池状態に関する情報を確認できる機能、電源操作などをきっかけに位置情報を確認するための機能も用意されています。

また、キッズケータイ本体には防犯ブザーなど、子どもの利用を想定した機能があります。

利用できる見守り機能は機種や契約内容によって異なるため、購入予定端末を基準に確認してください。

保護者側の操作

保護者はスマートフォンや携帯電話、パソコンなどから対応する位置情報サービスを利用できます。

サービスによっては専用アプリやWebページ、アカウントでのログインなどを利用して設定・確認します。

また、見守られる側のキッズケータイでも位置情報提供に関する設定が必要です。端末を購入しただけで希望する見守り機能がすべて自動的に利用できるとは限らないため、初期設定まで確認しておきましょう。

申し込みとサポート

ドコモのオンライン手続きに加えて、ドコモショップなどの対応店舗で相談できることが、大手キャリアのサービスを選ぶ際の比較ポイントになります。

専用端末の操作方法や契約条件を対面で確認したい場合は、店舗サポートの利用も選択肢になります。

なお、キッズケータイには利用者の年齢などに関する申し込み条件が設定されている場合があります。

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

こんな人に向いている

一般的なスマートフォンを子ども向けに設定するより、通話・連絡・位置情報確認などを中心とした専用端末から持たせたい家庭に比較しやすいサービスです。

一方で、一般的なスマートフォンのように幅広いアプリを利用することを考えている場合は、トーンモバイル、Hamic、mineo、イオンモバイルなどとの端末機能の違いを確認しておきましょう。

5サービスの見守り方法と契約先を比較

サービス名回線の形使える端末見守りの主なしくみ運営会社
トーンモバイルMVNO対応するAndroidスマートフォン・iPhoneなど位置情報、場所に応じた通知、アプリ・利用時間の管理、Webフィルタリングなど株式会社ドリーム・トレイン・インターネット
Hamic(ハミック)子ども向け専用端末と通信・アプリを組み合わせたサービスHamic MIELS nicoなどの専用端末位置情報、ジオフェンス、ビーコン、防犯ブザー連携、Google Family Link、HamicアプリなどHamee株式会社
mineo(マイネオ)MVNO対応するAndroidスマートフォン・iPhoneなどフィルタリング、利用時間管理、位置情報確認など。利用機能はOS等により異なる株式会社オプテージ
イオンモバイルMVNO販売端末または対応する手持ちスマートフォンフィルタリングサービスや端末側の管理機能などを組み合わせるイオンリテール株式会社
ドコモ キッズケータイ大手キャリア自社サービス対応するキッズケータイイマドコサーチによる位置確認、対応機種の見守り機能、防犯ブザーなど株式会社NTTドコモ

料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。

見守りスマホ・携帯電話を選ぶときのポイント

スマホを持たせるのか、専用端末から始めるのか

まず決めたいのが、一般的なスマートフォンを使わせるか、子ども向け専用端末を選ぶかです。

一般的なスマートフォンなら利用できるアプリの幅を広げやすい一方、フィルタリングや利用時間、アプリのインストールなどについて保護者側で設定する項目が増える場合があります。

専用端末は利用できる機能が整理されている一方、一般的なスマートフォンと同じ使い方ができるとは限りません。

現在必要な機能だけでなく、数年後にどのような使い方を想定しているかも考えて選ぶとよいでしょう。

「位置確認」と「スマホ利用管理」を分けて考える

見守り機能と呼ばれるものには、大きく分けて「居場所を確認する機能」と「スマートフォンの使い方を管理する機能」があります。

位置情報を重視するなら、現在地確認、指定場所への到着通知、電池状態などを確認します。

スマートフォン利用の管理を重視するなら、Webフィルタリング、アプリのインストール制限、利用時間の設定などを確認します。

すべてのサービスが同じ機能を提供しているわけではないため、家庭で必要な機能を書き出して比較すると選びやすくなります。

MVNOと大手キャリアでは問い合わせ先も確認する

MVNOと大手キャリアでは、通信障害や契約上のトラブルが発生した際の問い合わせ先や、利用できる店頭サポートが異なる場合があります。

大手キャリアの回線を利用しているMVNOであっても、利用者が直接契約している相手はMVNO事業者です。回線設備に関係する問題と、契約・設定に関係する問題では案内先が異なる場合もあります。

また、店舗を持つサービスでも、すべての店舗で契約変更や初期設定などに対応しているとは限りません。

申し込み前に「困ったときはどこへ問い合わせるのか」「近くに相談できる店舗があるか」「その店舗で何をしてもらえるか」まで確認しておくとよいでしょう。

シニア向けではサポート方法も比較する

シニア世代の見守りを目的とする場合は、位置情報機能の有無だけでなく、本人が無理なく端末を操作できるかも重要です。

家族が離れた場所から操作を補助できる仕組み、初期設定を相談できる店舗、電話による問い合わせ窓口などを確認しましょう。

見守られる本人にとって使いにくい端末では、充電や携帯そのものが負担になることも考えられます。本人の操作経験や利用目的に合わせて端末を選ぶことが大切です。

よくある質問

Q1. 子ども用スマホにはフィルタリングを設定したほうがよいですか?

青少年が利用する携帯電話回線については、法律に基づき携帯電話事業者にフィルタリングサービスの提供などが求められています。

契約時には利用者が子どもであることを伝え、利用する端末に適したフィルタリングサービスと設定方法を確認してください。

また、フィルタリングだけに任せるのではなく、利用時間やアプリ、知らない人とのやり取りなどについて家庭内でルールを話し合うことも重要です。

Q2. 見守り機能があれば子どもの居場所はいつでも確認できますか?

常に確認できるとは限りません。

位置情報サービスは、電波状況、GPSなどの測位環境、端末の電池残量、端末設定、本人の操作などによって、位置情報を取得できなかったり誤差が生じたりする場合があります。

見守り機能を過信せず、帰宅時の連絡など家庭内のルールと組み合わせて利用するとよいでしょう。

Q3. 保護者と子どもで同じ通信会社を契約する必要がありますか?

必ずしもすべてのサービスで同じ通信会社にそろえる必要があるわけではありません。

保護者が他社回線を利用していても見守れるサービスがあります。一方、契約条件や利用する見守り機能によって必要なアカウントや設定が異なります。

保護者が現在利用している通信会社を変更したくない場合は、「保護者が他社回線でも利用できるか」を申し込み前に確認しましょう。

Q4. 子ども向け専用端末と普通のスマートフォンはどちらを選べばよいですか?

利用目的によって判断が変わります。

通話や家族との連絡、位置確認を中心にしたい場合は、子ども向け専用端末が比較対象になります。一方、学習アプリなどを含めてスマートフォンを段階的に使わせたい場合は、一般的なスマートフォンにフィルタリングやペアレンタルコントロールを組み合わせる方法があります。

現在必要な機能と、今後利用させたい機能を分けて考えると選びやすくなります。

Q5. シニアの見守り用として選ぶときは何を確認すればよいですか?

本人の操作しやすさ、家族によるサポート方法、問い合わせ窓口、店頭サポートの有無などを確認するとよいでしょう。

位置情報などの機能だけで判断するのではなく、本人が普段から持ち歩けるか、充電や電話操作を無理なく行えるか、困ったときに家族や事業者へ相談しやすいかも重要な比較ポイントです。

まとめ

子どもやシニアの見守りを重視してスマートフォン・携帯電話を選ぶ場合は、「見守り機能があるか」だけでなく、「どの端末を使うのか」「誰と通信契約を結ぶのか」「保護者はどのように管理するのか」「困ったときにどこへ相談するのか」をセットで比較することが大切です。

トーンモバイルは、対応する一般的なスマートフォンと家族向けの見守り機能を組み合わせる考え方です。Hamic(ハミック)は、子ども向け専用端末とアプリを中心に見守り環境を整えます。

mineo(マイネオ)は、MVNOとして一般的なスマートフォンを利用しながら、現在提供されているフィルタリングなどを組み合わせる方法があります。イオンモバイルもMVNOですが、対応するイオン店舗で相談できる点を含めて比較できます。

ドコモ キッズケータイは、大手キャリアが提供する子ども向け専用端末を利用し、位置情報サービスなどを組み合わせる形です。

シニア向けでは、本人の操作しやすさに加えて、家族によるサポートや店舗・問い合わせ窓口の利用しやすさも確認しましょう。

また、MVNOと大手キャリアでは、障害時の問い合わせ先や店頭サポートの有無、対応範囲が異なる場合があります。契約する通信会社と実際に利用する回線を混同せず、申し込み前にサポート体制を確認することが重要です。

見守り機能についても、電波状況、電池残量、端末設定、本人の操作などによって想定どおりに働かない場合があります。位置情報や通知だけに頼るのではなく、家庭内で決めた連絡方法やスマートフォン利用のルールと併せて活用するとよいでしょう。

なお、各社のサービス内容、対応端末、見守り機能、フィルタリング、申し込み条件、サポート体制などは変更されることがあります。料金については、最新の料金は公式サイトで確認してください。あわせて、申し込み前には各サービスの公式サイトで最新の提供条件と対応端末を必ず確認してください。


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