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会社員からフリーランスになる前に、エージェントの「サポート範囲」を比較しよう
会社員としてITエンジニアの経験を積み、これからフリーランスへの独立を考えている場合、案件探しと同じくらい確認しておきたいのが「会社を辞めたあと、どこまで自分で対応する必要があるのか」という点です。
会社員であれば、健康保険や厚生年金の手続き、年末調整などを勤務先が行ってくれるケースが一般的です。一方、フリーランスになると、健康保険・年金の切り替えや確定申告など、事業者として自分で対応する手続きが増えます。
また、案件への参画についても、原則として企業の従業員になるのではなく、業務委託契約などに基づいて業務を行います。会社員と同じ雇用上の保障がそのまま受けられるわけではありません。
収入についても注意が必要です。フリーランスは会社員の給与のように毎月一定の収入が保証される働き方ではなく、契約終了や次の案件への切り替えなどによって収入状況が変化する可能性があります。
そのため、初めて独立するエンジニアがフリーランスエージェントを比較するときは、案件の条件だけを見るのではなく、
- 福利厚生や健康・税務などに関するサポート
- コーディネーターや担当者が支援してくれる範囲
- 常駐・リモートなど案件の働き方
- 対応しているエリア
- 登録から案件参画、その後のフォローまでの流れ
まで確認しておくことが重要です。
この記事では、レバテックフリーランス、PE-BANK、ギークスジョブ(GEECHS JOB)、ITプロパートナーズ、フォスターフリーランスの5サービスを、初めて会社員からフリーランスになる人が気になりやすいポイントに絞って比較します。
なお、案件の条件や提供されるサポート、福利厚生制度などは変更される場合があります。実際に登録・契約する際は最新の情報を各公式サイトや担当者から確認してください。
レバテックフリーランス|独立前から参画後まで相談しながら進めたい人の選択肢

レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するITフリーランス向けのエージェントサービスです。
Web系を中心とした案件を扱っており、案件提案だけではなく、カウンセリング、商談、契約、参画後まで担当者によるサポートが用意されています。公式サイトでは、登録、カウンセリング、案件申し込み・商談、商談成立・参画、参画中のサポートという流れが案内されています。
特徴
レバテックフリーランスの特徴は、案件を検索するだけのサービスではなく、希望条件や経歴について担当者と相談しながら案件探しを進められることです。
公式サイトではWeb系のクライアントとの取引が多いことが案内されており、Java、PHP、Python、JavaScript、Ruby、Goなど、Web・アプリケーション開発で利用される技術に関連した案件を検索できます。
会社員から初めて独立する場合、「現在の経験でどのような案件を検討できるのか」「退職前の段階から相談できるのか」といった疑問が生じます。レバテックフリーランスでは、独立を検討している人向けの案内も設けられているため、案件参画だけでなく独立準備について相談したい場合にも確認しやすいサービスです。
福利厚生・税務などのサポート
レバテックフリーランスには、参画者向けの福利厚生プログラム「レバテックケア」が用意されています。
公式情報では、税務に関する相談機会を含む福利厚生プログラムが案内されています。ただし、これは会社員として勤務先から受ける法定福利厚生そのものではありません。フリーランスになった場合の健康保険や年金などについては、自分自身で必要な手続きを確認する必要があります。
「福利厚生があるから会社員と同じ保障になる」と考えるのではなく、どの制度が利用でき、健康保険・年金・税務などについて何を自分で準備する必要があるのかを分けて確認することが大切です。
コーディネーターのサポート範囲
登録後はカウンセリングが行われ、経歴や希望条件を確認したうえで案件が提案されます。
案件を選んだあとは商談設定から成立までのサポートがあり、条件や開始時期などについて企業との調整や契約締結の支援も行われます。参画後も専任の担当者が付き、定期的な状況確認や相談に対応する流れです。
初めてフリーランスになる場合、案件を見つけることだけでなく、商談や契約、参画後の相談相手がいるかどうかも比較ポイントになります。
案件の傾向・対応エリア
Web系の案件を中心に扱っており、在宅・リモートに対応した案件も検索できます。一方で、公式の相談会案内では東京・名古屋・大阪・福岡近郊のクライアント企業における常駐案件も扱っていることが案内されています。
リモートを希望すること自体は可能ですが、企業側が一部出社を求めるケースもあるため、「完全なリモート勤務だけに限定するのか」「必要に応じて出社できるのか」を登録時に整理しておくとよいでしょう。
地方在住の場合も、希望地域で紹介可能な案件があるかを登録前または面談時に確認することが重要です。
登録から参画までの流れ
基本的な流れは、会員登録後にカウンセリングを行い、案件の提案を受け、希望する案件について商談を進め、条件がまとまれば契約・参画へ進む形です。
参画後も担当者によるフォローが用意されています。
会社員として働いている段階で相談する場合は、退職予定日や希望する参画開始時期を担当者へ伝えておくと、独立までのスケジュールを整理しやすくなります。
登録前に確認したい点
フリーランス案件では実務経験やスキルが重視されます。登録すれば希望する案件への参画が保証されるわけではありません。
また、今回のASP情報では、エンジニア経験が確認できない場合、過去に登録したことがある場合、サービスエリア外の場合、年齢など一定の条件に該当する場合、利用意思が確認できない場合などが成果対象外となる条件として示されています。
広告経由で登録する場合には、案件紹介の対象条件と広告上の成果条件は別のものとして考え、実際のサービス利用条件について公式サイトで確認してください。
選択肢になりやすいケース
Web系の開発経験があり、会社員から初めてフリーランスになるにあたって、案件探しだけでなく商談や契約、参画後まで担当者に相談しながら進めたい場合に比較候補となります。
特に「退職後に一人で案件営業をするのが不安」「独立後の税務や福利厚生についても確認しておきたい」という場合は、案件の内容とあわせてレバテックケアや参画後のフォロー内容を確認するとよいでしょう。
PE-BANK|事務・税務・健康面まで確認したい人の選択肢

出典:PE-BANK公式サイト
PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営するITフリーランス向けサービスです。
一般的な案件紹介だけではなく、PE-BANKとIT個人事業主が共同で仕事を受注する「共同受注」という仕組みを採用している点が特徴です。契約内容を確認したうえで契約を進める仕組みについて公式サイトで説明されています。
特徴
PE-BANKでは、営業活動だけでなく、契約書などの事務作業や請求・回収に関する業務、確定申告に関するサポートなどが案内されています。
会社員時代は勤務先のバックオフィスが担当していた事務を、独立後にどのように処理するか不安を感じる人にとって、こうした支援内容は確認しておきたいポイントです。
共同受注という契約上の特徴もあるため、他のエージェントと比較する際は案件だけでなく契約の仕組みについて説明を受け、理解してから利用することが重要です。
福利厚生・税務などのサポート
PE-BANKでは、確定申告に関するサポートのほか、共済会制度、健康診断に関する支援、フィットネス関連の補助、資格取得や教育に関する支援などが公式サイトで案内されています。
会社員から独立した直後は、確定申告を初めて自分で行う人も少なくありません。そのため、税務についてどこまで相談できるかは比較しやすいポイントです。
ただし、こうした制度も会社員の社会保険をそのまま代替するものではありません。独立後に加入する健康保険や年金などは、自分の状況に応じて別途手続きを確認する必要があります。
コーディネーター・営業面のサポート範囲
PE-BANKでは案件紹介に加え、案件受注後も営業担当として契約更新などをサポートする仕組みが案内されています。
また、契約関連の事務や請求・回収など、エンジニアが技術業務以外で対応する必要がある作業についても支援があります。
会社員から独立すると、「開発業務はできても営業や請求業務には慣れていない」という状況も考えられます。技術業務以外の負担をどの程度サポートしてもらえるかを確認したい人にとって、比較しやすいポイントです。
案件の傾向・対応エリア
PE-BANKは都市部だけに限定せず、全国の複数地域で案件を扱っています。公式サイトには全国の拠点や各地域の案件情報が掲載されており、リモートに対応する案件も確認できます。
地方在住でフリーランスを検討している場合は、自分が住んでいる地域の案件を扱っているかを確認する価値があります。
ただし、地域やスキル、時期によって紹介可能な案件は異なるため、希望エリアで継続的に案件が紹介されることを保証するものではありません。
登録から参画までの流れ
PE-BANKでは、エントリー後に担当者とのやり取りを進め、希望やスキルなどを確認したうえで案件を検討します。
案件を受注する場合はPE-BANK独自の共同受注方式を利用するため、一般的なエージェントとの業務委託契約との違いを理解しておくことが重要です。共同受注では契約内容を確認したうえで契約を進める仕組みが案内されています。
登録前に確認したい点
PE-BANKを検討する場合は、共同受注の仕組み、契約関係、利用できる福利厚生や税務支援の条件を事前に確認しておきましょう。
特に会社員から初めて個人事業主になる場合、「案件を紹介してもらうサービス」という理解だけで進めるのではなく、自分・PE-BANK・取引先がどのような関係になるのかを担当者から説明してもらうことが大切です。
選択肢になりやすいケース
案件営業だけでなく、契約・請求・確定申告など独立後に増える事務作業についてもサポート内容を重視したい場合に比較候補となります。
また、首都圏以外で独立を検討している人は、自分の地域で相談可能かという観点からも確認しておきたいサービスです。
ギークスジョブ(GEECHS JOB)|福利厚生と学習支援も確認したい人の選択肢

出典:ギークスジョブ公式サイト
ギークスジョブ(GEECHS JOB)は、ギークス株式会社が運営するITフリーランス向けエージェントサービスです。
案件紹介に加えて、フリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を提供している点が特徴です。会計・ヘルスケア・学習など、会社員を辞めたあとに気になりやすい領域のサービスが用意されています。
特徴
登録後は状況や希望について確認を受け、案件の提案へ進みます。
公式サイトでは、独立時期がまだ明確ではない人やフリーランスになること自体に迷いがある人向けの案内も用意されています。
「退職すると決めてから登録する」のではなく、会社員のうちにフリーランスという働き方について情報収集したい場合にも検討できます。
福利厚生・税務などのサポート
ギークスジョブ(GEECHS JOB)が提供する「フリノベ」では、会計ソフトに関する優待、確定申告に関連したセミナー、健康診断などのヘルスケアサービス、オンライン学習サービスなどが案内されています。
会社員時代に勤務先の制度を利用して健康診断を受けていた人にとって、独立後の健康管理は見落としやすいポイントです。また、確定申告や日々の経理についても、独立前に準備しておく必要があります。
フリノベの利用対象には条件があるため、登録しただけですべてのサービスを利用できると考えず、自分が対象になるかを確認してください。
コーディネーターのサポート範囲
登録後は電話やメールなどで連絡を受け、現在の状況に応じた提案が行われます。
案件の条件だけではなく、独立に関する疑問や自分の経験でどのような案件を検討できるかについて相談できる機会が用意されています。
初めて独立する場合は、希望する技術領域、リモートの希望、出社可能な範囲、稼働開始時期などを整理してから相談すると、条件を伝えやすくなります。
案件の傾向・対応エリア
ギークスジョブ(GEECHS JOB)ではITフリーランス向け案件を扱い、リモートワークについて相談可能な案件も掲載されています。
公式サイトでは東京周辺のほか、横浜・川崎、大阪近辺、福岡近辺、名古屋近辺などのエリアから案件を探せます。
ただし、リモート対応の可否は案件ごとに異なります。地方から完全リモートで参画したい場合は、居住地域から応募可能か、途中で出社が必要になる可能性があるかまで確認するとよいでしょう。
登録から参画までの流れ
最初にWebからエントリーし、その後の連絡を通じて現在の状況や希望について確認を受けます。そこから案件紹介や企業との商談などへ進む流れです。商談などについてオンラインで対応する案内もあります。
会社員として勤務中の場合は、退職時期が未定であることも含めて現在の状況を伝え、いつから案件探しを本格化するのがよいか相談するとよいでしょう。
登録前に確認したい点
福利厚生プログラムについては利用条件を確認する必要があります。また、健康診断や会計関連の支援があることと、会社員時代と同じ社会保険制度が提供されることは別です。
フリーランスとして独立した場合、自分自身で健康保険・年金・税務などについて必要な手続きを行うことを前提に、フリノベを補助的なサポートとして考えると整理しやすくなります。
選択肢になりやすいケース
案件紹介だけでなく、健康管理、会計、確定申告に関する情報、学習なども含めてフリーランス生活を支援するサービスを確認したい場合に比較候補となります。
会社員時代に勤務先の福利厚生を利用していたため、独立後に利用できる支援制度が少なくなることを不安に感じている人は、フリノベの対象条件と内容を確認してみるとよいでしょう。
ITプロパートナーズ|柔軟な稼働スタイルを検討したい人の選択肢

ITプロパートナーズは、株式会社Hajimariが運営するフリーランス向け案件紹介サービスです。公式の利用規約でも株式会社Hajimariがサービス運営者として明記されています。
他の4サービスと比較した際に注目しやすいのが、少ない稼働日数から相談できる案件やリモートに対応する案件を扱っている点です。
特徴
フリーランスとして一つの案件に平日の大部分を使う働き方だけではなく、比較的柔軟な稼働条件の案件も探せることが特徴です。
会社員から独立する人のなかには、「独立後は複数の仕事を組み合わせたい」「自分の事業やサービス開発と受託案件を両立したい」と考える人もいます。
そのような場合は、案件の内容だけでなく必要な稼働日数や出社条件まで確認して比較するとよいでしょう。
福利厚生・税務などのサポート
公式サイトでは、フリーランス向け保険や資金面に関連する提携サービスなどが案内されています。
一方、PE-BANKやギークスジョブ(GEECHS JOB)のように確定申告や健康診断などを前面に出しているサービスとは、サポートの構成が異なります。
そのため、会社員を辞めたあとの健康管理や税務支援を特に重視する場合は、「どのサービスを利用できるのか」「利用条件は何か」を登録時に確認することが重要です。
エージェントのサポート範囲
会員登録後、エージェントとの面談で希望条件や経験などについてヒアリングを受け、条件に合う案件の紹介、企業との面談へ進みます。
契約後も専属エージェントによる定期的なフォローやサポートが案内されています。
案件探しだけでなく、契約や業務開始後の相談先があるかを確認したい人にとって比較ポイントになります。
案件の傾向・対応エリア
ITプロパートナーズではリモート対応や比較的少ない稼働日数から検討できる案件を扱っています。スタートアップ企業に関連する案件も掲載されています。
そのため、会社員時代と同じようなフルタイムに近い働き方だけでなく、複数案件や自分の事業との両立を考えている場合にも検討できます。
ただし、すべての案件がリモートや少ない稼働日数に対応しているわけではありません。居住地域から参画できるか、出社が必要かについては案件ごとの確認が必要です。
登録から参画までの流れ
基本的な流れは、会員登録、エージェントとの面談、案件紹介・企業面談、契約・業務開始です。
業務開始後もエージェントが定期的にフォローする流れが案内されています。
会社員として在職中でも利用可能と案内されているため、退職する前にどのような働き方が可能か確認するという使い方も考えられます。
登録前に確認したい点
柔軟な稼働条件を希望する場合でも、自分の実務経験やスキルと案件側の要件が一致する必要があります。
「少ない稼働日数なら未経験分野でも参画しやすい」という意味ではありません。フリーランス案件では即戦力となる経験を求められることがあるため、会社員時代の職務経歴を整理しておくことが重要です。
選択肢になりやすいケース
独立後に一つの案件へ集中する働き方だけでなく、自分の事業、学習、別の案件などと組み合わせながら働くことを検討している場合に比較候補となります。
特に「会社員を辞めたら働く場所や稼働スタイルを見直したい」という場合は、リモート可否や必要な稼働日数を中心に案件を確認するとよいでしょう。
フォスターフリーランス|面談・契約・参画後まで相談したい人の選択肢

フォスターフリーランスは、株式会社フォスターネットが運営するITフリーランス向けサービスです。
登録後のカウンセリングから案件紹介、企業との打ち合わせ、契約、参画、参画中までコーディネーターによるサポートが案内されています。
特徴
フォスターフリーランスでは、職務経歴をもとに技術面や強み・弱み、今後のキャリアなどについてカウンセリングを行い、希望に合わせて案件を紹介する流れになっています。
現在すでにフリーランスとして活動している人だけでなく、これからフリーランスになることを検討している人も相談できると案内されています。
会社員から初めて独立する段階で、「自分の経験をどのように企業へ伝えればよいかわからない」という人にとって、面談や商談前のサポート内容は確認しておきたいポイントです。
福利厚生・税務などのサポート
参画中のサポートとして、税金・保険・確定申告など個人事業主としての相談やメンタルヘルスに関するサポートが案内されています。
また、株式会社フォスターネットとの業務委託契約で案件に参画している人を対象とした福利厚生倶楽部の制度も案内されています。利用には契約状況などの条件があります。
会社員時代と同じ福利厚生制度ではないため、健康保険や年金などは別途自分で確認する必要があります。
コーディネーターのサポート範囲
カウンセリングでは案件紹介だけでなく、今後の方向性について相談できます。
企業との打ち合わせに際しては、経験やスキルをどのように伝えるかについてコーディネーターからアドバイスを受けられることが公式サイトで案内されています。
参画後についても、就業先で発生した問題、スキルアップ、税金・保険・確定申告などについて相談できる体制が示されています。
案件の傾向・対応エリア
フォスターフリーランスの公式FAQでは、取り扱う案件は東京を中心としつつ、神奈川・千葉・埼玉など関東近郊の案件もあると案内されています。
そのため、首都圏で案件を探している人は比較候補にしやすい一方、その他の地域から利用する場合は、希望地域やリモート条件で紹介可能な案件があるかを事前に確認したほうがよいでしょう。
登録から参画までの流れ
公式サイトでは、登録、カウンセリングと案件紹介、企業との打ち合わせ、契約締結、参画、参画中のサポートという流れが示されています。
契約については、株式会社フォスターネットとの業務委託契約となるケースが案内されています。一方、案件や希望によって契約形態が異なる場合もあるため、実際の案件について契約条件を個別に確認してください。
登録前に確認したい点
首都圏以外に住んでいる場合は、希望エリアやリモート条件で案件紹介が可能かを確認しておく必要があります。
また、福利厚生サービスについても対象となる契約条件があります。登録しただけですべての制度を利用できるわけではないため、参画前に対象条件を確認しましょう。
選択肢になりやすいケース
首都圏を中心に案件を探しており、初めてのフリーランスとして案件紹介だけでなく、企業との面談や契約、参画後の相談までコーディネーターに支援してもらいたい場合に比較候補となります。
税金・保険・確定申告など、独立後に発生する実務について相談先があるかを重視する場合にも確認しておきたいサービスです。
フリーランスエージェント5社を「独立後の不安」で比較
単価だけで比較すると、初めてフリーランスになる際に必要なサポートの違いを見落としてしまう可能性があります。
ここでは「福利厚生・保障」「コーディネーターのサポート」「案件の傾向」「対応エリア」「登録から参画まで」という同じ基準で整理します。
| サービス | 運営会社 | 福利厚生・税務など | 担当者のサポート | 案件・働き方の傾向 | 対応エリアの考え方 | 登録から参画まで |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レバテックフリーランス | レバテック株式会社 | 参画者向け福利厚生プログラム「レバテックケア」。税務に関する相談機会などを用意 | カウンセリング、案件提案、商談、契約、参画後までサポート | Web系を中心に扱い、常駐・リモート双方を検討可能 | 東京・名古屋・大阪・福岡近郊などを中心に確認 | 登録→カウンセリング→案件・商談→契約・参画→参画後フォロー |
| PE-BANK | 株式会社PE-BANK | 確定申告、健康診断、共済会、教育などに関する支援 | 営業、契約関連、請求などの事務面もサポート | 共同受注方式が特徴。リモート対応案件も確認可能 | 全国の複数地域に拠点があり、地方案件も確認できる | エントリー・面談→案件検討→契約内容確認→共同受注・参画 |
| ギークスジョブ(GEECHS JOB) | ギークス株式会社 | 「フリノベ」で会計、健康診断、学習などに関するサービスを用意 | 登録後に状況・希望を確認し案件提案や商談をサポート | ITフリーランス向け。リモート相談可能な案件も扱う | 東京周辺のほか大阪・福岡・名古屋などの案件を確認可能 | エントリー→ヒアリング→案件紹介→商談→契約・参画 |
| ITプロパートナーズ | 株式会社Hajimari | フリーランス向け保険など提携サービスを案内 | 面談、案件紹介、企業面談、契約後のフォロー | 少ない稼働日数やリモートに対応する案件を扱う | 案件ごとに出社・リモート条件を確認 | 登録→エージェント面談→案件紹介・企業面談→契約・業務開始→フォロー |
| フォスターフリーランス | 株式会社フォスターネット | 税金・保険・確定申告などの相談、契約者向け福利厚生制度を案内 | カウンセリング、案件紹介、面談支援、契約、参画後までサポート | ITフリーランス向け案件を扱う | 東京を中心に神奈川・千葉・埼玉など関東近郊も確認可能 | 登録→カウンセリング→企業との打ち合わせ→契約→参画→参画中サポート |
※制度・案件・対象地域・利用条件などは変更される場合があります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
初めてフリーランスになる人のエージェントの選び方
5社にはそれぞれ異なる特徴があります。「どこが一番か」ではなく、自分が会社員を辞めたあとに何を不安に感じているのかを整理して比較することが重要です。
健康保険や福利厚生が不安なら「会社員との違い」から確認する
会社員から独立するときに最初に理解しておきたいのは、エージェントの福利厚生と会社員の社会保険は同じものではないということです。
フリーランスになると、健康保険や年金などについて自分で切り替えや加入の手続きを行う必要があります。
そのうえで、健康診断、保険関連サービス、税務相談、確定申告、学習支援など、各エージェントが提供する付加的なサポートを比較すると違いが分かりやすくなります。
PE-BANKは確定申告や健康面を含めたサポート、ギークスジョブ(GEECHS JOB)はフリノベ、レバテックフリーランスはレバテックケア、フォスターフリーランスは参画中の税務・保険等の相談や契約者向け福利厚生、ITプロパートナーズはフリーランス向けの提携サービスというように、支援の構成が異なります。
初めての商談や契約が不安なら「参画前後のサポート」を確認する
会社員の場合、営業担当者が仕事を取ってきて、自分はエンジニアとして開発に集中していたという人も多いでしょう。
フリーランスになると、自分の経歴を説明し、案件の条件を確認し、業務委託契約の内容を理解する必要があります。
そのため、「案件を紹介してくれるか」だけではなく、企業との商談前に相談できるか、契約について説明してもらえるか、参画後のトラブルや契約更新について相談できるかまで確認しておくと安心材料になります。
リモート希望なら「リモート案件あり」だけで判断しない
リモート対応案件を扱うエージェントは複数ありますが、リモートの条件は案件ごとに異なります。
完全に出社しない案件もあれば、一部出社を組み合わせる案件もあります。また、商談時はオンラインでも参画後に出社が必要になるケースも考えられます。
「リモート案件を扱っているか」だけでなく、「自分の居住地域から参画できるか」「定期的な出社が必要か」「出社する場合に通える地域か」まで確認しましょう。
働く日数を調整したいなら稼働条件を確認する
会社員を辞めてフリーランスになったからといって、全員が同じ働き方をする必要はありません。
一つの案件を中心に働きたい人もいれば、自分のサービス開発や別の仕事と両立したい人もいます。
柔軟な稼働日数を重視する場合はITプロパートナーズを含めて比較しやすくなります。一方、継続的に一つのプロジェクトへ参加したい場合は、他のエージェントも含めて自分の希望条件に合う案件を確認することが重要です。
地方在住なら対応エリアを先に確認する
フリーランス案件はリモート化が進んでいる一方、すべての案件が居住地域を問わず参画できるわけではありません。
PE-BANKは全国の複数地域に拠点を展開しており、レバテックフリーランスやギークスジョブ(GEECHS JOB)も複数都市の案件を扱っています。フォスターフリーランスは東京を中心とした関東近郊の案件が案内されています。
地方在住の場合は、サービス自体に登録できるかだけではなく、「現在の居住地域から実際に紹介可能な案件があるか」を確認してから比較するとよいでしょう。
退職前に確認しておきたい5つのこと
フリーランスエージェントへの登録だけで独立準備が完了するわけではありません。
まず確認したいのが健康保険と年金です。会社を退職すると勤務先で加入していた制度から変更が必要になる場合があります。自分の状況に応じて必要な手続きや期限を確認してください。
次に税務です。フリーランスになると、売上や必要経費を管理し、原則として自分で確定申告に対応します。会計ソフトや税理士への相談が必要かも検討しておきましょう。
三つ目は生活資金です。フリーランスの収入は会社員の給与のように一定とは限りません。案件終了後すぐ次の案件へ参画できる保証もないため、収入が変動する可能性を考慮した資金計画が必要です。
四つ目は契約です。エージェント経由の案件は原則として業務委託であり、雇用契約とは異なります。業務内容、契約期間、稼働条件、契約終了に関する条件などを確認したうえで契約することが重要です。
五つ目は退職と参画開始のタイミングです。会社を辞めてから案件を探し始める方法もありますが、収入の空白期間をできるだけ把握しておきたい場合は、在職中からエージェントへ相談し、自分の経験で検討できる案件や参画時期について情報収集しておく方法があります。
よくある質問
Q. 会社員のままフリーランスエージェントへ登録できますか?
サービスによって異なりますが、独立前の相談を受け付けているエージェントがあります。例えばレバテックフリーランスでは独立を検討している人向けの案内があり、ITプロパートナーズでも正社員として在職中の利用について案内されています。
退職を決める前に、自分の経験でどのような案件を検討できるか確認するという利用方法もあります。
Q. エージェントに登録すれば案件は必ず紹介されますか?
登録したからといって、希望条件に合う案件の紹介や参画が保証されるわけではありません。
案件側が求めるスキル・経験、希望する働き方、参画時期、居住地域などによって紹介状況は変わります。登録時には職務経歴や担当した工程、使用した技術などを整理して伝えることが重要です。
Q. 未経験からフリーランスエンジニアを目指す場合にも利用できますか?
フリーランス案件では、基本的に実務経験を前提として即戦力を求められることがあります。
今回のASP情報でも、レバテックフリーランスについてエンジニア経験を確認できない場合が成果対象外条件として示されています。
エンジニア実務未経験の場合は、まず会社員などとして実務経験を積む方法も含めて検討したほうがよいでしょう。
Q. 福利厚生があれば会社員と同じ保障を受けられますか?
同じとは限りません。
フリーランスエージェントが提供する福利厚生や提携サービスには、健康診断、会計、税務相談、学習、保険関連サービスなどさまざまなものがありますが、会社員として勤務先を通じて加入する社会保険とは別に考える必要があります。
独立時には健康保険・年金・税務などについて、自分の状況に応じた手続きを確認してください。
Q. リモート案件なら全国どこからでも働けますか?
リモートと記載された案件でも条件は一律ではありません。
一部出社が必要な案件や、居住地域に条件が設けられる案件も考えられます。応募前に出社頻度、勤務場所、商談方法などを確認してください。
Q. エージェントは一社だけに絞る必要がありますか?
利用規約や契約条件に問題がなければ、複数サービスを比較検討する方法もあります。
ただし、同じ案件へ複数のエージェントから重複して応募すると確認が必要になる場合があります。複数サービスを利用するときは、応募状況を自分でも管理しておくことが大切です。
Q. フリーランスエージェントと契約すると社員になりますか?
原則として、案件への参画は雇用ではなく業務委託などの契約に基づきます。
ただし、契約形態はサービスや案件によって異なる場合があります。例えばフォスターフリーランスでは、基本となる業務委託契約について説明するとともに、案件や希望によって別の契約形態となる場合があることも案内されています。
契約書を確認し、自分が誰とどのような契約を結ぶのかを理解してから参画しましょう。
まとめ|初めての独立では案件だけでなく「会社を辞めたあとの支援」で比較しよう
会社員から初めてフリーランスになると、変わるのは働く会社だけではありません。
案件探し、契約、健康保険、年金、税務、確定申告、健康管理など、会社員時代には勤務先が対応していたことを自分で管理する場面が増えます。また、フリーランスの収入は常に一定とは限らず、案件終了後に次の案件へすぐ参画できる保証もありません。
だからこそ、フリーランスエージェントを比較するときは、単価だけではなく「独立後に何をサポートしてもらえるのか」を確認することが重要です。
レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営し、Web系を中心とした案件の提案から商談、契約、参画後まで担当者による支援が用意されています。参画者向けの福利厚生プログラム「レバテックケア」もあり、初めて独立する際に案件探しとサポートをまとめて相談したい場合の比較候補になります。
PE-BANKは株式会社PE-BANKが運営し、共同受注方式を特徴として、営業・事務・確定申告・健康面など幅広いサポートを確認できます。
ギークスジョブ(GEECHS JOB)はギークス株式会社が運営し、「フリノベ」を通じて会計、健康、学習などフリーランス生活を支えるサービスを提供しています。
ITプロパートナーズは株式会社Hajimariが運営し、リモートや比較的柔軟な稼働条件の案件を探したい場合に確認しやすいサービスです。
フォスターフリーランスは株式会社フォスターネットが運営し、首都圏を中心に、カウンセリング、企業との面談、契約、参画後までコーディネーターによるサポートを受けられます。
どのサービスが適しているかは、現在の実務経験、居住地域、希望する働き方、必要とするサポートによって変わります。
初めてフリーランスになる場合は、会社を辞めてから慌てて案件を探すのではなく、在職中から自分の経験で検討できる案件や独立後の手続きを確認しておくことが一つの方法です。
特にWeb系の実務経験があり、「独立後の案件探しだけでなく、商談や契約、参画後についても相談しながら進めたい」という場合は、レバテックフリーランスを比較候補の一つとして、他のエージェントとの違いを確認してみるとよいでしょう。
案件の募集状況、対応エリア、福利厚生、サポート内容、利用条件などは変更される場合があります。最新の情報は公式サイトで確認してください。